残暑に多雨の今年、毒キノコ被害が全国各地で多発

最終更新日:2018年12月14日

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言語聴覚士コラム

残暑に多雨の今年、毒キノコ被害が全国各地で多発

2016.12.20

秋の行楽シーズンを迎え、週末や休日には山登りやハイキングなどに観光名所を訪れる機会もあるのではないだろうか。

今年は当たり年とも言えるのか、「毒キノコ」による食中毒被害が今全国各地で相次いでいる。速報値(1月~10月6日)では、これまでに21人が毒キノコによる食中毒を発症。9、10月だけでも17人の被害が出ていることが報告されている。

今年は9月には雨が降る日が多く、10月に入ってもまだ残暑が厳しかったため、キノコの生育が盛んだった。

「食用キノコ」と「毒キノコ」の判別は専門家でも困難な場合もあり、山や公園で見つけたキノコを採って帰って気軽に食べるという行為には、注意が必要と言えそうだ。

例年発生する秋頃の毒キノコ被害、死亡者も

厚生労働省によると、毒キノコによる被害は例年、秋頃に増えている。ちょうど『行楽シーズン』として、山菜採りなどが盛んになる時期になってくるタイミングだ。

しかし、毒キノコを誤って食べてしまうと、嘔吐や下痢の症状や意識混濁などを引き起こすケースがある。重篤化した場合は、けいれんや呼吸困難にも陥ってしまう。

昨年までの過去10年間には、全国各地で13人が毒キノコの食中毒により死亡している。

残暑・多雨により公園やキャンプ場などに毒キノコも多く生育

山菜狩りなどに出かけ、ちょうど大きく育ったキノコを見つけた時には、つい採って帰り食べたくなるかもしれない。

また今年は残暑と多雨が9、10月と続き、キノコの生育にとっては好適な環境になったため、その分、多くの毒キノコが生育している。

兵庫県西宮市では、県立甲山森林公園や市立甲山自然環境センター内のキャンプ場などで、猛毒キノコ「カエンタケ」が相次いで確認されており、施設内に写真を掲示するなどして事故防止に当たるとともに、各自治体などが「見つけても絶対に触らないように」と注意を呼び掛けている。

この「カエンタケ」は燃え上がる炎のような形状をしていて、高さは数cm~20cmほど。触るだけでも皮膚の炎症を引き起し、食べると下痢や手足のしびれといった症状も出るという。

食用キノコとの見分けつかず、判別は難しく

「カエンタケ」はその特殊な形状から毒キノコだと判別しやすいが、例えば、毒キノコの「クサウラベニタケ」は食用キノコの「ホンシメジ」と似ており、間違って食べてしまうと、食後20分~1時間程度ですぐに嘔吐や下痢、腹痛といった中毒を引き起こす。

10月には、この「クサウラベニタケ」をすまし汁にして食べた兵庫県西脇市の夫婦が下痢や嘔吐を発症している。

その他にも、シイタケやヒラタケ、ナメコなどの食用キノコと間違いやすい毒キノコは多い。その判別は難しく、有毒かどうかを見分ける法則のようなものはなく、詳しい専門家などでないと見分けるのは困難だ。

厚労省では、『茎が縦に裂ければ安全』、『虫が食べていれば安全』、『派手な色でなければ安全』といった見分け方は「誤解」や「誤った言い伝え」と指摘し、確実に見分けられる方法はなく、自分の判断だけで食べることは絶対に避けてほしいとしている。

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