妊娠期から育児までのサポートを一元化、見附市

最終更新日:2018年10月23日

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言語聴覚士コラム

妊娠期から育児までのサポートを一元化、見附市

2016.06.15

夫婦とその子どもだけで成り立つ核家族化の広がりなどが背景にあることで、子育て世代の間では「近所に子育てについての支援を頼める人がいない」などの声が上がるケースも目立っている。

このような声を受けて、新潟県見附市では今年5月から産前・産後から育児までを一元化で支援する「ネウボラみつけ」を市保健福祉センター(同市学校町2丁目)に開設した。この「ネウボラみつけ」には助産師が1人常駐し、一般的な産前産後のサポートを行うだけでなく、保育士や心理相談員、言語聴覚士などによって発達の気になる子どもの発達相談も早期から対応する。従来行ってきた新生児・産婦訪問や乳幼児健診に加えて、同市では新たな産後ケア事業のスタートとなった。

フィンランド発症の子育て支援拠点「ネウボラ」

「ネウボラ」とは、フィンランド語で「助言する場所」を意味する。フィンランドで1920年頃に始まった妊娠中から育児期まで継続して相談できるフィンランド発祥の子育て支援拠点・子育て一貫支援制度だ。保護者が安心して子育てができる環境を包括的に整えることを目的にしている。

見附市では、産前産後のサポートに合わせて子どもの発達支援も1つの場所で実施する。同センターには、子育てに関する様々な相談に応じる母子保健コーディネーターとして、保健師1人も状常駐しており、それぞれの状況に応じた子育て相談や情報提供に加え、今回スタートした産後ケア事業の利用なども促す。

言語聴覚士などが発達相談に対応

同センター内に設けられている発達支援相談室では、言語聴覚士が保育士や心理相談員などと共に子どもの発達相談を受け付ける。同市によると、同市内の保育園などに通う子どものうち、15%ほどは発達が気になる状況で、そういった状況の親子にも早期に適切な対応をし、就学前での障害や病気の早期発見につなげたい考えだ。また、言語聴覚士は臨床心理士らと乳幼児健診にも対応する。

子育ての不安を解消し、子育てを楽しめる場所へ

同センターでは、お茶を飲みながら、育児経験者の「子育てマイスター」に相談したり、母親同士の交流を深めたりできる「ほっと♡カフェ」も月1回開催していたが、毎週月曜に拡充した。

5月8日に開かれたカフェには、親子約60人が参加し、参加者の1人である母親は「子どもの発達の遅れが心配だったが、相談できるので心強い」と話す。同市では出産の不安を解消してもらい、子育てをより楽しめる場所にしていきたいとしている。また退院直後の母子を対象にして、希望者には有料で自宅での乳房ケアや沐浴(もくよく)、授乳指導なども行い、生後1年までは子育て支援員の資格を持つヘルパーが育児や家事などを手伝う。いずれも費用の半額を市が助成する。

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