障害者差別解消法対応のバリアフリースピーカーが発売

最終更新日:2018年10月23日

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言語聴覚士コラム

障害者差別解消法対応のバリアフリースピーカーが発売

2016.06.08

実はヒトの聴覚は20歳を過ぎると少しずつ衰え始めている。加齢の影響は聴力に限らず、足腰などの運動機能や視力、そして脳にも出てくるため、なかなか「聴力の衰え」に気がつくことは出来ない。
しかし、耳からの情報が入ってこないことで脳が働かなくなって、認知症になる場合もある。
国内では今年4月に「障害者差別解消法」が施行されて、民間事業者には身体・精神・知的といった障害者を対象にした差別解消の措置の努力義務が課せられるようになっている。
株式会社サウンドファン(東京都台東区、佐藤和則社長)では、この「障害者差別解消法」にも対応した加齢性難聴者向けのスピーカー「ミライスピーカー」を開発・発売している。

加齢性難聴向けのスピーカー

この「ミライスピーカー」は蓄音機の仕組みを利用して作られたスピーカーで、難聴者が補聴器なしでも“音"を明瞭に聞けるように開発したもの。通常のスピーカーでは振動板(コーン紙)を振動させて音を出す構造になっているが、「ミライスピーカー」では構造が異なり、特殊な形状をした曲面振動板から湾曲した波を発生させ、それが骨伝導効果のように音を伝える仕組みになっている。
音が減衰することなく明瞭に耳に伝わる特徴があり、音質を向上させる標準的なフルレンジスピーカーも備え、2つのスピーカーからなる“ハイブリッドの音"として特許も取得した。

様々な難聴者の約8割に効果がみられる

同社によると、難聴者や筑波技術大学の協力で行われた試験では、加齢性難聴者に限らず、先天性の感音性難聴者や事故・病気などによる後天的難聴者になった患者など様々な難聴者の約80%が“よく聴こえる"という結果になり、効果があることが分かったという。
また軽度・中度難聴者の場合でも、補聴器を外しても今よりテレビなどのスピーカーの音量を下げられるようになり、健聴者が装着しても音が聴きやすくなり、1台のミライスピーカーで200~300人規模のセミナーも行えることが実証済だという。

障害者差別解消法に対応するバリアフリースピーカー

同社では、今年2月に総額1億7001万円の資金調達(第三者割当増資)を行って、このバリアフリースピーカーの量産を開始していた。
4月には「障害者差別解消法」の施行したことが背景にもあり、りそな銀行東京中央支店や広島銀行などの民間金融機関が発券端末の呼び出し用スピーカーとして既に導入しているという。 今後は音楽用のモデル開発にも着手していきたいとしている。

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