言語聴覚士コラム

最終更新日:2018年9月26日

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言語聴覚士コラム

「字幕グラス」や「オンテナ」、耳の不自由な人の「観劇機器」

2018.05.24

障害や高齢などで耳が不自由な人にとって、舞台鑑賞や映画での音声で伝わるセリフのような情報は取り入れることが難しく、そのため、物語の進行を理解することは困難になっている。

聴覚・視覚障害者らへの観劇支援に取り組むNPO法人「シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)」(東京都世田谷区)が聴覚障害のある人20歳代以上の男女を対象(185人)に行ったアンケート調査の結果によると、「舞台鑑賞に行ったことがない」と答えた人は約3割(66人)に上る。その主な理由には、「手話通訳や字幕がないから」「セリフが聞き取れず、内容の理解が難しい」などが挙げられた。

このような耳が不自由な人でも舞台鑑賞や映画を楽しめるよう、音を文字や振動に変えて伝える機器の開発が進められている。

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舌に薬を数滴、花粉症対策の「舌下免疫療法」

2018.04.13

花粉症シーズンが到来している。飛散期には鼻水やくしゃみが止まらなかったり、鼻づまりによって、夜もなかなか寝付けない人もいるかもしれない。

このようなスギ花粉などのからの花粉症や、ダニによるアレルギーなどの治療は、従来の方法では注射が必要だった。

しかし、より簡単な治療として、口の中に薬剤を含むだけで体質改善を図る「舌下免疫療法」が注目されている

スギ花粉用として、液体薬による治療が広がっており、新たに錠剤タイプが登場しそうだ。また、ダニ用には、子どもでも受けられる薬剤もあるようだ。

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喫煙による口腔・咽頭がんリスク、特に「下咽頭がん」で増加

2018.03.08

口腔・咽頭がん(口腔がんと咽頭がんの総称)では、口腔内の舌、歯肉、口腔底、口蓋、唾液腺などの部位にがんが発生するのが「口腔がん」、咽頭(上咽頭、中咽頭、下咽頭および扁桃など)の部位にがんが発生するのが「咽頭がん」となる。

国際がん研究機関(IARC)によると、口腔・咽頭がんにおいて、喫煙や飲酒は確実なリスクであると報告されている。

これまで日本国内では、日本人を対象とする喫煙・飲酒と口腔・咽頭がん罹患リスクとの関係を検証した大規模な研究はほとんど行われていなかった。

国立がん研究センター 予防研究グループは1月24日、多目的コホート研究「JPHC Study」の成果報告として、喫煙・飲酒と口腔・咽頭がん発生リスクに関する調査(40~69歳の男女約9万6,000人を対象)の結果を公表し、口腔・咽頭がんの罹患リスクは、男性の累積喫煙指数が高いグループで最大4.3倍増加することを発表した。

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電気刺激による「耳鳴り」のデバイス治療、症状が軽減

2018.03.02

耳鳴り(耳鳴、じめい)は、煩わしく、耐え難いそのストレスで不快感や不眠、うつ症状などを引き起こす。

アメリカでは、耳鳴りの症状がある患者が国民の約15%に上るとの報告もあり、仕事や日常生活にも支障を来たす患者は約200万人に上るという。

米ミシガン大学の研究グループが、この耳鳴りの新たな治療法として、耳からの音の刺激に加えて、「首や頬の皮膚に電気刺激を与える非侵襲的なデバイス治療」を実施した小規模研究によって、耳鳴患者の症状が軽減し、生活の質(QOL)が向上したと、「Science Translational Medicine(1月3日号)」で発表した。

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125自治体で「手話言語条例」、未就学児の手話支援や手話語の授業

2018.02.23

近年、「手話言語条例」を制定する動きが全国の自治体に広がっている。手話を一つの言語として広く使える社会を目指そうというもので、同条例に基づいた啓発・普及活動も全国各地で行われている。

大阪府では、昨年3月にこの「手話言語条例」が施行された。同条例に基づき、未就学児を対象にした手話獲得支援事業「こめっこ」の今年1回目が、1月20日、大阪市中央区の府立施設の一室で開かれた。

「交流する」の英単語の頭文字などをとって名付けた同事業は、未就学の子供の頃から手話に慣れ親しんでもらおうと昨年6月から隔週で開催されている。この日は、約40人の子供たちが参加し、雪だるまの絵本の読み聞かせを行うスタッフを熱心に見つめていた。

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口腔機能が軽度に低下した状態の「オーラルフレイル」

2018.02.08

何気ない生活習慣が、老後の想定外の破滅への兆候(サイン)となることがある。

中高年が陥りがちな「食べこぼし」や「口の周りにつくご飯粒」もその重要なサインの一つだ。

一見、ささいなことに思えるこれらの口の変化は、老化のサイン「フレイル」の一種、「オーラルフレイル」の兆候かもしれない。

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「口腔ケア」人材増へ厚労省が研修制度を創設

2018.01.25

お正月では、食事の中にはお餅(もち)を食べる家庭も多かっただろう。

しかし、高齢者がお餅を喉に詰まらせてしまうと、最悪の場合、死亡事故に至ってしまうこともあるので、お餅を食べる時には注意が必要になる。

どんな食べ物でも「誤嚥(ごえん)」が起きる可能性はあるが、特に粘り気がある「お餅」は気管を完全に塞いでしまい、窒息状態になるなど深刻な事故にもつながりやすい。

「食べる」という行為は、「噛んだ食べ物を舌で喉に送る」、「喉が収縮し、喉仏が上がる」、「気管の入り口が閉じ、食べ物が食道を通る」という一連の動作になるのだが、筋力が弱まっている高齢者は、このタイミングがずれたりして、食べ物が気管に入ってしまうのだ。

このような高齢者の誤嚥事故防止のためには、「口腔(こうくう)ケア」を行える人材も貴重になっている。

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政見放送を「手話通訳・字幕つき」で上映会、投票をサポート

2017.12.06

衆参両院の選挙時にはテレビで政見放送が流れる。しかし、それには国政選挙の政見放送時には付いている「手話通訳」は付けられていない。

耳が不自由な聴覚障害者たちに衆院選の候補者・政党の訴えを知ってもらおうと、群馬県聴覚障害者連盟(早川健一理事長)は、政見放送の録画を手話通訳・字幕付きで見る無料上映会を13市町の福祉センター、公民館・図書館などで計18回開催した

上映会では新たに生まれた政党の名前を手話でどう表現するかなどを確認した後に、政見放送を手話通訳しながら見るもの。同連盟によると、字幕だけで手話の付いていない政見放送もあったという。

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口の中にいる細菌が「腸難病」の原因に

2017.11.28

早稲田大学と慶應義塾大学は、服部正平氏(早稲田大学理工学術院教授)と本田賢也氏(慶應義塾大学医学部教授)の研究チームが、口腔に存在する細菌「クレブシエラ菌」が腸の中で増殖すると、『クローン病』や『潰瘍性大腸炎』などといった腸に慢性炎症が起こる難病の原因になる可能性があることを動物実験で確かめたことを発表した。

同成果は、10月20日付けの国際学術雑誌「Science」に掲載されており、治療薬の開発に役立つ可能性があるという。

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世界初の「補聴器用ワイヤレス充電」、リオン

2017.11.15

補聴器などの医療機器や音響・振動計測器などの環境機器の製造、販売を手掛けるリオン株式会社(本社:東京都国分寺市、清水健一社長)は、10月12日、回路材・半導体関連材料・光学フィルムなどを製造する日東電工株式会社(Nitto、本社:大阪府大阪市、髙﨑秀雄社長)と共同で、世界初の「補聴器用ワイヤレス充電システム」を開発したことを発表した。

今後は、両社で製品化を目指したさらなる検証を重ね、2018年6月頃の販売開始を計画しているとしている。

同システムは、リオン社製の補聴器「リオネット補聴器」及び、「補聴器用空気電池」と互換性のあるリチウムイオン充電池・ワイヤレス充電器機能が備わった充電池モジュールになっており、リオネット補聴器ユーザーの利便性の向上に大きく寄与するとしている。

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