日立製作所が「高精度放射線治療システム研修センター」を開設

最終更新日:2018年5月22日

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診療放射線技師コラム

日立製作所が「高精度放射線治療システム研修センター」を開設

2015.10.07

副作用の少ないがん治療法として世界中で注目され、ニーズが高まっている放射線治療がある。
がん周辺の正常部位への影響を少なくし、腫瘍にピンポイントで照射する「高精度放射線治療」だ。
国内最大の電機メーカーである株式会社日立製作所と放射線腫瘍学の先端的技術の開発・製造・販売を専門とする日本アキュレイ株式会社は、放射線治療システム「トモセラピー(TomoTherapy)システム」のサポート体制の拡充や放射線治療システム事業の強化・拡大を目的として、9月2日に、日立グループで大手医療機器メーカーの株式会社日立メディコの柏事業場内(千葉県柏市)に「日立高精度放射線治療研修センター」を開設した。
同センターは日立メディコが運営し、日立製作所が2016年4月1日以降、承継する予定になっている。

日立のヘルスケア・イノベーション

国内における放射線治療システムのリーディングカンパニーである日立では、粒子線治療システムを製造・販売し、グループ全体で幅広い放射線治療ソリューションを提供している。
同グループの日立メディコは、2012年7月から高精度放射線治療の分野で世界トップクラスのアキュレイ社と提携して、「トモセラピー(TomoTherapy)システム」の国内独占販売とアプリケーションのサポート業務を行ってきた。
すでに42施設に導入、46台が稼働している。(2015年8月末現在)
今後、日立メディコの日立への吸収合併を含むヘルスケア事業の体制再編が予定(2016年4月1日付)されており、日立グループ全体でヘルスケア・イノベーションによる医療の質向上と効率化をめざす

日立高精度放射線治療研修センター

今回、同研修センターでは、日本アキュレイの米国本社(アキュレイ社)が供給する「トモセラピー(TomoTherapy)システム」を設置した。同システムは、CTスキャナーと放射線治療システムを統合し、ヘリカルCT技術、強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)の最先端の技術を備え、世界トップクラスの性能を持つ。
同研修センター内に通常の治療室とほぼ同様の設備環境を作ることで、国内の診療放射線技師をはじめ、放射線腫瘍医や医学物理士らが、実際の治療ビームを出力しながら、システム操作や管理方法など一連の研修プログラムを学べる施設として活用する。
また、日立の社内研修にも活用し、同システムの操作説明などのサポートについての質を向上させるのにも役立てていく。

専用トレーニングセンターも隣接

同研修センターに隣接する「日立メディカルフォーラム柏」内には、同システム専用の放射線治療計画システム複数台を設置したトレーニングルームを設け、治療計画や品質管理のプロセスを学べる。
基本コースでは新規ユーザーを対象としており、既存ユーザーを対象としたフォローアップコースや講習会などの開催も予定している。
同システムのサポート体制を一層充実させることでユーザーの様々なニーズに応えていくのが狙いだ。

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