大分県放射線技師会が原発の再稼働での重大事故に備え

最終更新日:2018年11月15日

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診療放射線技師コラム

大分県放射線技師会が原発の再稼働での重大事故に備え

2015.09.17

8月11日、東日本大震災後の新規制基準下で初めての原発再稼働が九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で開始された。
再稼働の動きは今後進むと見られ、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)では今冬以降には再稼働が開始される予定だ。
このような中で、大分県では県放射線技師会が主体となって、7月中旬に大分市内で「放射線管理セミナー」を開催し、原発での重大事故を想定した取り組みを行っている。

汚染スクリーニング(放射線量検査)を実施

同セミナーでは、講師からアドバイスを受けた同会の放射線技師や市内・県内の防災担当者ら約50人が放射線量を測定する「サーベイメーター」と呼ばれる機器を使って、放射性物質が体や衣服に付いていないか、「スクリーニング」を体験実習した
また学校などでの活動にも力を入れて、県民に放射線に対する正しい知識を持ってもらいたい考えだ。
仮に伊方原発で重大事故が発生した場合には、原発より西で暮らす愛媛県民は県内に一次避難する計画がある
また、大気に乗って雲状の塊で放射性プルーム(放射性雲)が県内に飛来する可能性もある
その場合、同会の技師が中心となって避難者のスクリーニングに携わることになる。

学校でも出前授業で理解を深める

同会ではホームページを通じた広報以外にも、学校での出前授業を行って、放射線への理解が深まるような活動に取り組んでいる
同会の江藤会長は、放射線には多くの人が「怖い」というイメージを持っており、本来は気にする必要がないレベルでも、無用の不安を感じてストレスになってしまう。
万が一の際にもパニックにならないよう、放射線について正しく知ってもらいたいとしている。

新規性基準で各地の原発再稼働

東日本大震災後に、2013年9月に関西電力大飯原発(福井県おおい町)が停止し、国内では50基すべてが停止し、1年11ヶ月間、「原発ゼロ」の状況だった。
しかし、2013年7月に原子力規制委員会が原発再稼動の新規性基準を施行し、これまでに電力各社では規制委員会の審査に計15原発25基を申請
伊方原発は今年7月にこの新規制基準に合格。今冬での再稼動準備を進めている。
これで、地元同意の手続きも完了して8月に再稼動を開始した川内原発、11月の再稼動を目指す関西電力高浜原発(福井県高浜町)に続き、3例目となっている。

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