脳梗塞の後遺症で麻痺、リハビリのつらさで「うつ」にも

最終更新日:2018年11月18日

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理学療法士コラム

脳梗塞の後遺症で麻痺、リハビリのつらさで「うつ」にも

2018.06.18

歌手の西城秀樹さんが5月16日、15年間に及ぶ闘病生活の末、「急性心不全」で亡くなった。(享年63)

西城さんは48歳で最初の「脳梗塞(脳の細い血管が詰まるラクナ梗塞)」を発症し、リハビリに励むも、56歳で再発。自身の経験から「脳卒中予防大使」も務めたこともあった。

脳梗塞は、脳出血と並んで脳卒中の範疇の一つとされる疾患で、生活習慣病(高血圧・糖尿病など)や心臓病などが原因となって、脳の血管が詰まり、血液が通わなくなることで、脳が損傷を受ける。

また、脳梗塞の再発率は「50%」ともいわれる。

脳梗塞の障害は「麻痺」が代表的

脳梗塞を発症した場合、後遺症として起こりやすいのが「麻痺」だ。梗塞の起きた脳の反対側の手足に麻痺が起こる

筋肉の緊張が異常に強くなったり、弱くなったりと、手足を思い通りに動かすこともままならなくなる。

西城さんは、再発によって右半身麻痺が起きた。

脳の損傷部位によっては、言葉が理解できない、言葉がうまく話せないなどの「言葉の麻痺」もある

リハビリテーションによる麻痺の改善は可能なものの、どの程度まで回復するかは、重症度や発症からリハビリ開始の時期などで異なる。

一方で、麻痺の後遺症を残さないまで回復する患者もいるため、適切なリハビリが重要になる。

治療の過程で「うつ」状態に、リハビリスタッフが精神的サポート

脳梗塞の治療の過程では、多くの患者が、「うつ」状態になると言われる。リハビリでは脳梗塞の発症前に難なく行えた動きができないことを実感し、精神的に追い込まれやすいためだ。

そのため、理学療法士・作業療法士などのリハビリスタッフは、身体面にかぎらず精神的なサポートの役割を果たすことも多い。

また、言葉がうまく出てこないという後遺症には、言語聴覚士がスピーチセラピーなどを用いて指導にあたる。

リスク高まる「水を飲まずにサウナ」や「ヘビースモーカー」

西城さんは、健康にも気を使っており、40代からは野菜料理を中心に栄養バランスに慎重さを喫し、体型・体力維持のためにトレーニングも取り組んでいた。しかし、一方で水分摂取は極力控えて、1日3箱以上のヘビースモーカーという脳梗塞のリスクを高めるような一面もあったようだ。

ヘビースモーカーは多血症が多く、血液濃縮(Hb濃度0.2~0.7g/dl増加)が起こる。西城さんも、二次性多血症で入院したことがあった。「高Hb血症」状態にありながら、脱水症状と喫煙によって血小板活性化が進み、脳梗塞を招いたと考えられる。

脳梗塞の予防は こまめな水分補給や、飲酒などで肝臓に負担をかけないこと、食事でしっかり栄養を取って血液をサラサラにすることだ。

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