「胃がん手術」前後の運動トレーニング、東大とライザップ

最終更新日:2018年9月22日

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理学療法士コラム

「胃がん手術」前後の運動トレーニング、東大とライザップ

2017.09.08

東京大学医学部附属病院22世紀医療センター肥満メタボリックケア(社会連携講座)は8月7日、東京大学とライザップ株式会社が共同で、今年9月から「運動・栄養介入による胃がん周術期のサルコペニア予防効果に関するランダム化比較試験」を開始することを発表した。

今回の研究では、「胃がん手術」前後に筋肉トレーニング中心の運動を行い、さらにタンパク質を適切に摂取することで、サルコペニア・術後の合併症などへの予防効果があるのかを検証することが目的となっている。

サルコペニア・術後の合併症などの問題

消化器がん手術においては、筋肉量が減少して、全身の筋力低下・身体機能の低下が起こる「サルコペニア」によって、術後の合併症を増加するケースや、化学療法による治療成績を低下させるケースがあることが知られている。

一方、近年のサルコペニアの治療では、「タンパク質の摂取」や「筋肉トレーニング」の重要性が示されるようになってきており、手術前における運動・栄養介入によって、術後の合併症を軽減させる可能性も指摘されている。

「胃がん」手術における運動トレーニングの妥当性を検証

今回実施される臨床試験の対象となっているは、胃がん手術を受ける65歳以上80歳以下の患者。(同附属病院胃・食道外科にて)

胃がん手術の方針を決定した後に、対照群と試験群にランダムに割り付けられ、対照群は、通常通りの手術を受け、試験群は、手術の前後に運動トレーニング(トレーナーによる個別指導、参加者の体力に合わせ週2回)・補助栄養食品摂取を行って、手術などの胃がん治療では対照群と同一の内容を行う。

それぞれの「術後のサルコペニアの有無」、「治療経過」、「血液検査所見」などを解析することで、運動トレーニングの妥当性を検証する

試験参加者の募集開始は9月1日を予定

胃がん術後では、食事量が減少するため、体重減少・サルコペニアを発生する率が高くなっており、患者のQOLや治療の継続性にも直結する問題になっている。

そのため、今回の臨床試験によって、体重減少やサルコペニアの発生、術後の合併症を抑制する効果が上がることが期待される。

胃がん治療は保険診療として行われるが、それ以外の臨床試験に関しては、参加者の費用負担はなく、試験参加者の募集開始は9月1日の予定。

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