「新規がん温熱療法」に関するオープンイノベーション研究

最終更新日:2018年5月22日

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薬剤師コラム

「新規がん温熱療法」に関するオープンイノベーション研究

2018.05.09

名古屋市立大学、中部大学と製薬会社の第一三共株式会社(本社:東京都中央区、眞鍋淳社長)、三菱UFJフィナンシャルグループのベンチャーキャピタルである三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、半田宗樹社長)は3月27日、「新規がん温熱療法」に関するオープンイノベーション研究を開始したことを発表した。

同研究は、第一三共が実施している創薬共同研究公募プログラム「TaNeDS(タネデス)」の成果に基づくもの。(「TaNeDS(タネデス)」は、萌芽研究~実用化に近い段階の研究までの研究者と第一三共が共同で実用化を目指す創薬プロジェクト。)

がん細胞を選択的に殺傷する「がん温熱療法」

がん細胞は正常細胞と比較して熱に弱いという特性を持っている。「がん温熱療法(ハイパーサーミア)」は、その特性を活用し、細胞への加温を行うことで、がん細胞を選択的に殺傷する治療法

がん治療において同治療法では、 「放射線治療」、「化学療法」、「がん免疫療法」との併用可能性も期待されている。

『磁性ナノ粒子』の探索・最適化と『交番磁場発生装置』の研究

今回の共同研究を開始するにあたっては、腫瘍送達能の高い『磁性ナノ粒子』の探索・最適化と、目的粒子を効率よく加温できる『交番磁場発生装置』の研究を通して、がん治療での「新規がん温熱療法」の実用化の検討を進めるという。

この「新規がん温熱療法」では、がん細胞に対して、特異的に一定の温度で加温することで、治療における安全性・有効性の向上を目指すとしている。

新会社を設立、3年間の共同研究へ

今回の研究を行うにあたり、新会社「OiDE RYO-UN株式会社(オイデ リョーウン)」を設立。

三菱UFJキャピタルが運営する「OiDEファンド投資事業有限責任組合」から同社へは、共同研究などに必要となる資金を全額出資する方針。

今後3年間の共同研究を行う予定で、あらかじめ合意した目標を達成した場合、第一三共は新会社の株式を全て買い取る形で、第一三共のプロジェクトとして研究開発を進める。

それとともに名古屋市立大学と中部大学に対しては、目標達成した場合には、第一三共が販売後のロイヤリティを対価として支払うとしている。

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