独自の取り組みを行う薬局を表彰、「みんなで選ぶ薬局アワード」

最終更新日:2018年7月20日

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薬剤師コラム

独自の取り組みを行う薬局を表彰、「みんなで選ぶ薬局アワード」

2017.05.31

国内では「セルフメディケーション」が推奨されているが、個人の選択で「かかりつけ薬局」に通う場合、それぞれの薬局にどのような違いがあるかを知ることで信頼が増すことがあるかもしれない。

4月9日に、全国の薬局から創意工夫した取り組みによって「積極的な役割」を果たしている薬局を表彰しようという「みんなで選ぶ薬局アワード」が開催された。同アワードは、一般社団法人薬局支援協会が主催しており、保険薬局の普段目に見えない具体的な取り組みをもっと周知しようというもの。

今回が第1回目の開催となったが、最終選考に残ったのは6薬局(26薬局がエントリー)。当日の会場(東京都目黒区)でプレゼンテーションを実施し、一般参加者(約110人)投票と特別審査員(薬剤師、医師、患者団体代表などから8人)の審査によって、最優秀賞は「ヒルマ薬局小豆沢店」(東京都板橋区)、特別審査員賞は「健やか薬局高野尾店」(三重県津市)、オーディエンス賞は「有限会社キムラ薬局本店」(大分県別府市)がそれぞれ受賞した。

スタッフの夢実現でのフラワーアレンジメント教室、労働環境が改善・患者へも好影響

最優秀賞となった「ヒルマ薬局小豆沢店」では、スタッフの持っている夢実現を活用して、フラワーアレンジメントが趣味だったスタッフが店内で定期的なフラワーアレンジメント教室を開催したり、手話による患者対応に取り組んでいる。

同店を利用する患者がフラワーアレンジメント教室に参加したことがきっかけで精神安定薬の減量につながったケースを紹介した。

比留間康二郎代表は、それぞれのスタッフの夢や薬局としての夢をマインドマップ化することで、その実現に努めたと語り、その過程で労働環境の改善やスタッフの夢の実現、患者への好影響などが見られたという。

管理栄養士による栄養指導・配食サービス、多職種連携促進のカフェ開催なども

特別審査員賞の「健やか薬局高野尾店」では、薬局常駐の管理栄養士が行う栄養指導について浅香宏子代表がプレゼン。

薬局側が患者の検査値などから栄養バランスについて指導し、さらにそれに沿った食事の支度が難しいケースも想定して、毎週総菜献立を用意することで希望する患者には有料で配食サービスを実施

配食サービスでは、訪問時には食事の悩みに限らず、服薬や家庭などの状況も把握し、薬剤師や地域の介護スタッフと情報共有できる利点も説明した。

また新たな取り組みでは、自動車運転が難しくなった患者で、医療機関や薬局に通うことに支障をきたす患者もいることから、ボランティアによる送迎の導入も検討しているとした。

オーディエンス賞の「有限会社キムラ薬局本店」は、医療職の多職種連携を促進する「ケアカフェ」の開催し、その中で薬局事務スタッフも含めて『認知症ケア専門士』(日本認知症ケア学会認定)、『がん医療ネットワークナビゲーター』(日本癌治療学会認定)などの資格取得を積極的に行っていると紹介した。

中島美紀代表は、「薬局のハブ化」によって、有資格スタッフ、周辺地域の他職種、管理栄養士の派遣(厚労省の補助事業の利用による)などが患者の健康相談にあたっているケースをプレゼンした。

「積極的な役割」を担う薬局の存在をもっと広めたい

同アワードの開催を企画した一般社団法人薬局支援協会の代表理事・薬剤師の竹中孝行氏は、開催経緯について、「(薬局は)どこへ行っても同じと思われているが、素晴らしい取り組みを行っている薬局は数多くある。薬局がどうしていきたいかを論じるとともに、積極的な役割を果たしている薬局を少しでも知ってもらいたい」と説明した。来年5月にも第2回目を開催予定。

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