薬剤師の業務効率改善へ、Pepper向けアプリを開発

最終更新日:2018年5月23日

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薬剤師コラム

薬剤師の業務効率改善へ、Pepper向けアプリを開発

2016.06.30

教育事業やBCP事業を手掛ける株式会社実務薬学総合研究所(本社:東京都西東京市、伊集院一成社長)は5月9日、薬局での薬剤師の業務効率改善を支援する人間型ロボット向けアプリ「薬立っぺ(やくだっぺ)」を開発し、6月20日に発売を開始することを発表した。

ソフトバンクが販売している人間型ロボット「Pepper(ペッパー)」に対応するアプリで、Pepperは、すでに販売台数が1万体以上とされており、ヘルスケア領域における活用が注目されていた。

人間型ロボット「Pepper(ペッパー)」を薬局で活用

感情を持つロボットとしてPepperには、顔認識や感情表現などの基本機能が備わっている。それに加えて、人工知能(AI)との連動などの拡張機能も期待されているが、ヘルスケア分野での活用はこれまであまり進んでいなかった。

同社では、ITソリューション事業を手掛ける株式会社ジャパンコミュニケーション(本社:東京都台東区、佐々木貴子社長)との共同開発で、2015年11月から今回のアプリの開発を進めてきた。薬局薬剤師の業務効率改善を目的としており、現状の薬局での「待ち時間の患者対応」や「人材教育」、「リスクマネジメント」などの問題解決も目指すものだ。

Pepperが患者に声をかけ、配信コンテンツでコミュニケーション

同社が行った公開シミュレーションでは、薬局内で患者がPepperの2m以内に近づくとそれに反応して喋りだし、薬の説明を始めてもよいか尋ねる。患者は言葉かタッチパネルで同意をすると、3つの選択肢からコンテンツを選ぶように誘導する。Pepperの横にはスタッフがいなくとも、Pepperだけで患者とのコミュニケーションが成立するようになっている。

例えば、患者が「吸入する薬」のコンテンツを選択すると、Pepperは動画やスライドを使いながら吸入薬の使い方などを説明し、その後に簡単なクイズを出題する。正解、不正解で反応を変えるなどのエンターテインメント性も考慮している。患者は待ち時間を使って薬を学ぶ良い機会にもなり、薬剤師の説明もより深く理解できるきっかけになる。

配信されるコンテンツは季節ごとに定期的に更新され、手洗い・うがいなどをテーマに年間12コンテンツが自動的に配信される予定だという。また、かかりつけ薬剤師のプロフィール紹介や電子お薬手帳の説明など、アプリを導入する薬局にあわせて、独自のコンテンツを作成することもできるようになっている。

3,000薬局での導入を目標、人工知能「AI」との連携も

同社では、今回のアプリ「薬立っぺ」で薬局ごとに独自性を保ちながら、ロボット本体への導入支援を行う方針で、今後3,000薬局での導入を目指すとしている。

さらに将来的にPepperはクラウド上のAI基盤と連携可能になることが発表されているため、同アプリでもAIとの連携を可能にする開発を進めており、ヘルスケア・医療分野での活用の先行例となることが注目される。

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