熊本地震で派遣薬剤師を全国から募集、処方箋なしで保険調剤可に

最終更新日:2018年5月23日

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薬剤師コラム

熊本地震で派遣薬剤師を全国から募集、処方箋なしで保険調剤可に

2016.06.10

日本薬剤師会が4月20日から熊本地震の被災者に対する支援活動を本格化させた。 益城町総合体育館、益城町保健福祉センター、阿蘇熊本空港ホテルエミナース、宇土市役所などの主要な避難所やその他の避難所を巡回する派遣薬剤師を全国から募集し、避難者への医薬品の供給を行うとともに、JMAT(日本医師会災害医療チーム)の支援活動に対応した調剤も行う。
救護所がある避難所ごとに1日当たり薬剤師15人を派遣することを想定する。

処方箋なしでの調剤も可能に

また厚生労働省では、被災地での保険調剤について患者に必要な処方箋医薬品は事後に処方箋が発行されることを条件に、主治医との電話やメモなどがあれば、処方箋がなくとも調剤を可能にする通知を対象の県に出した。
診療内容を「処方せん料」や「調剤料」などの項目で点数化させて成り立つ診療報酬の仕組みにおいては例外的な取り扱いとなる。
通知では、大規模災害時などの正当な理由に当たるとして、患者が処方箋を持参せずに調剤を求めてきた場合、主治医などの医療機関との連絡を取ることなどにより、医師からの処方内容を確認できれば保険調剤として扱えるとしている。 処方箋はその後発行することが条件になる。
医療機関と連絡が取れない場合でも、服薬中の薬剤をなくした被災者で処方内容が安定した慢性疾患に関する処方であることが薬歴やお薬手帳、包装などにより明らかな場合でも、保険調剤として認めるとした。ただ、この場合も事後に医師に処方内容を確認することとしている。

各製薬会社にも被災の影響、社員は自宅待機や一時避難

また、被災地には製薬会社の営業所などもあり、薬事日報社がまとめた製薬各社の18日現在の被災状況によると、一部の企業の熊本市内の営業所で複数の建物や設備への被害が確認されている。 停電などで現在操業や生産を中止し、復旧に向けて調査を実施したり、人の立ち入りが出来ない状況の企業も出ているという。
いずれも人的被害は発生していないようだが、安全が確保できるまでは社員やMRは自宅待機や県内の避難所、県外へ避難を行い、被災地域での営業活動を見合わせる企業も目立っている。
直接的な被災などを受けていない企業では、状況を見ながら営業活動を続けているようだ。

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