糖尿病の薬に特化した認定薬剤師制度がスタート

最終更新日:2018年7月23日

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薬剤師コラム

糖尿病の薬に特化した認定薬剤師制度がスタート

2015.09.10

国内では、5人に1人は糖尿病もしくはその予備群とされており、近年の糖尿病の発症数の急速な増加とともに、多くの新しい糖尿病治療薬が普及している。
糖尿病の治療の選択肢が拡大する一方で、薬物療法は複雑化してきているようだ。
そんな中、「日本くすりと糖尿病学会」は、薬剤師の糖尿病領域での専門性を高め、その薬物療法のエキスパートを育てようと糖尿病の薬物療法に特化した認定薬剤師制度をスタートさせると発表した。

「薬物療法」に特化した療養指導

今回の認定制度では、「運動療法」・「食事療法」・「薬物療法」の3つの柱に分けられる糖尿病の療養指導での中で、「薬物療法」に特化して知識・スキルを持った薬剤師を養成するのが目的だ。
糖尿病の療養指導全般に詳しい専門家としては、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)や地域糖尿病療養指導士(CDEL)などがすでに活躍しているが、「薬物療法」に焦点を当てることで、それらの従来の糖尿病療養の資格との差別化も図っていくという。

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)

日本糖尿病療養指導士(CDEJ:Certified Diabetes Educator of Japan)は、糖尿病治療における自己管理(療養)を患者に指導する医療従事者が取得する資格。
看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士などが試験に合格することで糖尿病患者の糖尿病セルフケアを支援するエキスパートしてその療養指導を行う。
認定制度は5年毎の更新で、有資格者には常に新しい糖尿病の療養知識が求められる。
また、将来的にCDEJへのステップアップを目指す立ち位置で都道府県ごとに活動し、療養指導の基本的な内容やチーム医療での指導に関する共通内容の獲得を目指す地域糖尿病療養指導士(CDEL)の資格もある。

准認定薬剤師から認定薬剤師にステップアップ

今回の薬剤師認定には、まずは5年以上の薬剤師経験があり、同学会の会員であることなどが取得条件になっている。
その後は、認定薬剤師においてもステップアップできるよう、准認定薬剤師の取得(2016年4月スタート予定)から始まり、准認定薬剤師資格取得後に一定の条件を満たせば認定薬剤師(2019年4月スタート予定) として認定される
2020年には糖尿病の患者は1,400万人に達すると予想され、心筋梗塞や脳卒中と合併症や健康寿命の短縮に加え、食生活の乱れや仕事などが原因で50~60代だけでなく、より若い働く世代での発症が増えていることから経済への影響も大きいとされている。
そのため、糖尿病の治療・療養においても、幅広い年齢に対応して、個々の症状や体質に合わせた処方が求められるようになっている。

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