災害医療支援薬剤師の登録開始

最終更新日:2018年4月27日

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薬剤師コラム

災害医療支援薬剤師の登録開始

2015.04.01

日本災害医療薬剤師学会が「災害医療支援薬剤師」登録制度を開始させた。
この制度は災害時に適切に対応できる薬剤師を育成することを目的としたものだ。
薬剤師が災害発生後に活動を担う専門チームを構築することを目指して研修を継続してきたが、昨年7月にそのカリキュラムが一巡し、研修を終えた薬剤師を災害医療支援薬剤師として登録することになった。

東日本大震災の薬剤師による被災地支援

大きな被害を出した2011年3月の東日本大震災では、現地の被災者のために医療ボランティアを志願する薬剤師が多くいたものの、実際には被災地での医薬品の取り扱いをはじめとした知識や技能を持った薬剤師がマンパワーで対応することになった。
さらに災害の発生後すぐに薬剤師がいち早く医師や看護師などとのチーム医療を成立させて被災地入りすることも十分には出来なかった。 また医師や歯科医師の災害時対応が進められてきた一方で、薬剤師の対応が遅れる結果となっていた。

日本災害医療薬剤師会の活動

2004年の新潟県中越地震において、現地の県薬剤師会は被災者支援活動を行ったものの各薬剤師のマンパワーによるものが大きく、医師や看護師との連携の取れない支援になったことで災害現場において活動できる薬剤師の養成や災害医療チームの構築の必要性が認識され、2006年に日本災害医療薬剤師会が活動をスタートしていた。

「災害医療支援薬剤師」登録制度

2013年に同学会によって設けられた「災害医療支援薬剤師」登録制度では、研修カリキュラム「災害時に活動できる薬剤師のためのプロフェッショナルスタンダード」をもとにして、災害時における指揮命令系統などの理解から避難所での医療支援活動・医薬品集積所の業務支援、医薬品物流やボランティア薬剤師の調整などの内容を研修会や学術大会、自己学習を通して約2年間かけて学習するよう構成された。 登録制度の有効期間は2年で、2年間に1回は更新のための研修が行われる予定だ。
今回の登録条件に満たない場合でも、救済措置として2016年12月末までに必要単位数を取得することで対応する。(2017年1月からは適用しない。)
今後、登録される薬剤師は災害発生時に効果的な活動ができるよう東日本大震災で高い評価を得た日本医師会災害医療チーム(JMAT)に派遣されることも構想されており、医師会や災害関連の医学会などと共同で体制構築を目指す。

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