リウマチ患者を助ける便利グッズ、発表

最終更新日:2018年6月20日

Select Language >>

0120-978-003
月~土 9時~18時 / 夜間・日・祝は受付のみ
作業療法士コラム

リウマチ患者を助ける便利グッズ、発表

2016.08.29

リウマチ患者の基本的なケアは、投薬治療などとともにまず日常生活の見直しから始まる。日常生活のあらゆる動作をカバーする作業療法士が携わるリハビリ分野だ。
とはいえ、作業療法士は24時間365日患者のそばで過ごせるわけではない。目を離さざるを得ない時間にも患者を助けるアイテムとして、選定に作業療法士がかかわった便利グッズの活用をぜひ患者、患者家族と一緒に検討してほしい。
「日本リウマチ友の会」が発行した冊子で紹介されているアイテムの代表として「リーチャー」が例に挙げられている。

「リーチャー」について

「リーチャー」は棒状の器具で、手の伸長としてものを引き寄せるなどの機能を目的としている。非常にシンプルなつくりだからこそ、リーチャーは自在な汎用性を持つ。
棒の先端に物を引っかける「手」を付けることで、着替えの時に袖や裾を伸ばしたり、少し離れたところにあるものを取ったりと、身体が伸ばせない分、必要なだけの機能を補う働きをしてくれる。

こうした補助具は「ありそう」なのに「なかった」のだ。実際に利用した多くの人が、なぜ今までなかったのだろうと首を傾げるほどに。
発想はシンプルに。そして、経験に応じて素直に考えると良さそうだ。
ついつい見逃しがちな日々の「小さな不都合」をひとつひとつ心に留めるのは難しいかもしれない。「そういうものだ」という思い込みを捨てるところから始めるといいのではないだろうか。

リウマチ患者の運動機能低下について

炎症性疾患リウマチは進行すると徐々に関節の可動範囲が狭くなり、身体が動かなくなっていく。食欲不振や風邪のような諸症状が伴うことがあり、安静時には痛みが軽減し、動作時に痛みが強くなる性質が特徴だ。
手足に変形が起これば日常生活にも支障が出るようになるはず。
患者のケアには「いかに関節への負担を減らすか」を最優先に考えなければならない。それが症状の進行を少しでも遅らせる手段でもあるからだ。
リウマチのケアは「予防」が前提。これが何よりも重要な点である。

紹介されている便利グッズから対象となる患者に適したものが見当たらない場合は、おすすめアイテムとして紹介されている中にあるように自作することも可能だ。100円グッズなどであっても組み合わせれば新たな機能を付与できるのだから。
介護用品として開発されたものはどうしても高価になる。ぜひこうしたアイデア紹介を参考として、患者の機能回復を助け、患者家族の負担を軽減する工夫を探究してほしい。
病院の内部で働く医師や看護師には見えないものを、生活に密着する作業療法士は目の当たりにしながらケアを行う。だからこそ発想できるアイテムがあるはずなのだ。

■メドフィットが納得の転職を実現します!
⇒作業療法士の求人一覧

関連コラム