「買い物リハビリ」で自立支援

最終更新日:2018年12月18日

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作業療法士コラム

「買い物リハビリ」で自立支援

2014.10.20

リハビリの方法は種々様々。
しかし、多くのリハビリを支援してきた作業療法士でも驚いてしまうリハビリプログラムが生まれた。
鳥取県米子市蚊屋の丸合みのかや店では「買い物リハビリプログラム」がスタート。
一際ユニークなこの自立支援に注目が集まっている。

「買い物リハビリプログラム」とは

スーパーと介護保険施設が提携して行う自立支援。介護保険制度に基づいて作成されたケアプランが採用されている。
このプログラムを発案したのは高齢者向け買い物用カート「楽々カート」を開発した「光プロジェクト」のメンバーで、元作業療法士の杉村卓哉氏。
杉村氏はケアプランに対応する訓練プログラムも考案したという。

買い物のリハビリ効果

買い物リハビリは一般的なリハビリのイメージと大きく乖離しているが、決して奇をてらったものではない。
「買い物」という行為はリハビリ効果が高いことがわかっている。
カートを押しながら歩くことで足腰の歩行訓練になることはもちろん、買い物自体が気分転換となることも大きく、充実感を味わいながらリハビリができるのだ。
また、「これが欲しい」「あれが必要」と取捨選択することは高齢者にとって非常に大切なことだと言える。
意欲的に物事を思考しないと脳の老化は著しいものになるのだが、買い物で思考を巡らせることで衰えを防止できるだろう。
作業療法士の仕事はただのリハビリ補助だけではない。
リハビリを滞りなく行うために、患者の心のケアも作業療法士ならば怠ってはいけないのだ。
楽しみながら買い物をすることで、ストレスを適度に発散し、患者の精神的負担を軽減する働きにも期待できる。

支援活動の一環

買い物のリハビリ効果が高いからといって、ケースによっては控えなければならないこともあるだろう。
高齢者の状態にも気を配らなければならないため、リハビリの知識に疎い方が自己判断で買い物をする・させるのは危険だと言える。
今回のケースはスーパーと介護保険施設が連携しているからこそ行える自立支援だ。
安全な場所、安全なリハビリができるという確信と共になされるこのプログラムの結果に注目していきたい。

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