国内に作業療法士が誕生して50年

最終更新日:2018年10月22日

Select Language >>

0120-978-003
月~土 9時~18時 / 夜間・日・祝は受付のみ
作業療法士コラム

国内に作業療法士が誕生して50年

2015.09.01

6月19~21日の間、兵庫県神戸市などで日本作業療法士協会が主催する第49回日本作業療法学会が開催された。
今大会は「温故知新―五十路を還り将来を展ぶ―」がテーマに掲げられ、訪問リハビリや介護予防、精神科地域移行支援、統合失調症・うつ病、発達障害、認知症、高次脳機能障害・脳卒中など様々な場面で活躍するために作業療法を学ぶ各シンポジウムが開催されたほか、初代から第4代までの歴代の日本作業療法士協会会長経験者らが、これまでの取り組みと将来の展望について語った。

将来的により活躍する存在に

シンポジウムで最初に登壇した日本作業療法士協会初代会長の鈴木明子氏(1966-1979年在職)は、仕事への取り組みの姿勢として、作業療法の方法論の大切さとともに、「○○のために行う」という目的意識を持つことが重要であると強調し、一人ひとり元気に活躍してほしいとエールを送った。
3代目会長の寺山久美子氏(1991-2001年在職)は、今後期待する作業療法士像として「地域生活ケア領域での活躍」、「認定・専門作業療法士などのより質の高い専門職に」、「認知症・発達障害領域で活躍」、「起業・開業し、成功したビジネスモデルの提供へ」などにまとめ、作業療法士が世間的により認知されて、もっと期待される存在になってほしいと呼び掛けた。
このような歴代会長や協会の考えは、「作業療法ガイドライン実践指針」にも反映されており、作業療法士の将来的なさらなる活躍に向けて年々その内容が改訂されながら、作業療法を行う上での基礎を築く土台になってきている。

高齢化と「生活行為向上マネジメント」

2025年には国内の人口の4人に1人が75歳以上の後期高齢者という超高齢社会を迎えるとされており、国は「地域包括ケアシステム」の構築を社会的な課題としている。
また、病院医療から在宅医療へ移行する方針も示している。そのような情勢で、日本作業療法士協会では、同ガイドラインで作業療法士としての立ち位置も見直している。
作業療法で障害のある人や高齢者の日常の生活での行為の維持・向上にどのように貢献していくかを包括的に検討・アプローチする支援策「生活行為向上マネジメント」(MTDLP)を活用して作業療法士の存在意義を見せていく方針だ。

2016年は作業療法士誕生50年

来年2016年は日本に作業療法士が誕生した1966年から50年目にあたり、9月9~11日の日程で『半世紀の実績と将来への展望 −日本の作業療法を拓く−』をテーマに第50回日本作業療法学会が開催される。(北海道札幌市での開催予定)
作業療法士のこれまでの50年の業績を振り返り、作業療法士が今後の時代の中で、どのような方針で進んでいくのかここでもその新たな方向性が示される予定だ。

■メドフィットが納得の転職を実現します!
⇒作業療法士の求人一覧

関連コラム