視能訓練士コラム

最終更新日:2019年11月20日

Select Language >>

0120-978-615
月~土 9時~18時 / 夜間・日・祝は受付のみ
視能訓練士コラム

近視のラットに線維芽細胞を移植して進行抑制

2017.06.01

視覚障害で最も多いのが「近視」。この近視が発症進行するのは、眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が延長することによるが、特に眼球の後ろが伸びてゆき、眼球の異常変形がみられ(強度近視)、さらに網膜や視神経の重篤な障害をきたす病的近視に陥ることもある。

これまでに、近視進行を抑制する治療法としては、この「眼軸長の延長」を抑制する研究が行われているが、安全で効果のある治療法は確立されていない。

東京医科歯科大学では4月7日、大野京子氏(同大大学院医歯学総合研究科眼科学分野教授)と吉田武史氏(同講師)の研究グループが、近視進行モデルラットによる実験で、眼球壁の強膜周囲を移植したヒト線維芽細胞で補強することで、近視進行を抑制できることが分かったと発表した。

同研究成果は、4月12日付けの「Journal of Tissue Engineering and Regenerative Medicine」(電子版)に掲載されている。

続きはこちら

コンタクトレンズやカラコン使用時の「アカントアメーバ角膜炎」に注意

2017.05.11

普段からコンタクトレンズを着用している場合では、「1日タイプの使い捨て」のレンズ以外は、洗浄液でこすり洗いして同じものを使用することになる。最近では、若い女性の間でカラーコンタクトレンズ(カラコン)をおしゃれ目的で使用するケースも増えている。

しかし、コンタクトレンズやカラコンを長時間付けっぱなしだと角膜は酸欠状態に陥る。さらに、不衛生な扱いをしていると角膜炎を起こすこともあるので注意したい。

続きはこちら

理研などが加齢黄斑変性へのiPS細胞治療の臨床研究結果を発表

2017.04.27

理化学研究所では3月16日、髙橋政代氏(理研多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクトプロジェクトリーダー)、栗本康夫氏(先端医療振興財団先端医療センター病院部長)、山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所(CiRA)教授)らの共同研究グループが、滲出型加齢黄斑変性の患者を対象に施行した『iPS細胞由来網膜色素上皮細胞シート(iPS-RPEシート)』による細胞治療の臨床研究結果が安全であることを支持するものだったと発表した。

同研究成果は、3月16日付けの米科学誌「The New England Journal of Medicine」に掲載されている。

続きはこちら

白内障手術前に「高齢」・「糖尿病」・「手術歴あり」の患者で細菌検出

2017.04.20

加齢によっても発症頻度が高まるため、超高齢社会における国内では手術件数が増加傾向にあり、患者数の多い疾患のひとつになっている白内障

この白内障で、かつ結膜嚢(けつまくのう)に細菌がいるケースでは術後感染の危険が高まるため、眼科では手術入院する際に患者の結膜嚢の細菌培養(眼脂培養)によって細菌の有無を確認する。

岡山大学では3月8日、松尾俊彦氏(同大学大学院医歯薬学総合研究科(医)眼科学分野准教授)と河田哲宏氏(福山市民病院眼科医師)が共同で、白内障手術前に行う結膜嚢培養における細菌検出が確認される患者では、「高齢」・「糖尿病」・「過去に入院を伴う全身手術あり」に多く当てはまることが分かったと発表した。

同研究成果は、2月20日付けの米国オンライン科学雑誌「BMC Ophthalmology」に掲載されている。

続きはこちら

長期埋め込み可能な『人工硝子体』を開発、筑波大など

2017.04.12

糖尿病網膜症や網膜剥離、黄疸疾患、ぶどう膜炎などの網膜の様々な疾患を対象にした硝子体手術は、眼球の硝子体(透明なゼリー状組織)を切開する難易度の高い手術だ

従来の硝子体手術では、手術後に人工硝子体液やガス・シリコンオイルなどの材料を眼内に入れるケースがあるが、ガスやシリコンオイルといった材料は疎水性で生体適合性は低いために、眼内での長期使用には適していないとされている。

筑波大学では3月10日、酒井崇匡氏(東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻准教授)と岡本史樹氏(筑波大学医学医療系眼科学講師)らの研究グループが、長期埋め込みが可能な人工硝子体の開発に世界で初めて成功したことを発表した。

同研究成果は、3月9日付けの医用生体工学の専門誌「Nature Biomedical Engineering」に掲載されている。

続きはこちら

視力が「4.0」になるメガネが登場、都内でウェアラブル展が開催

2017.02.27

最新のウェアラブルデバイスやモノのインターネット「IoT(Internet of Things、IoT)」、人工知能(AI)、 AR/VR技術などの「ウェアラブル端末」に関連する技術や製品を手掛ける約200社が勢揃いした『第3回ウェアラブルEXPO(エキスポ)」:が1月18日〜20日までの3日間、東京都江東区にある東京ビッグサイトで開催され、その中では視力「4.0」になれるメガネが登場した。

続きはこちら

「iPS細胞」由来の網膜組織によって視機能が回復

2017.02.15

目の『網膜組織』は再生力が低く、一度障害を受けると自然治癒は見込めない。遺伝的な背景によって発症する「網膜色素変性」は、網膜の視細胞が特異的に変性して消失する疾患だ。
(視能訓練士コラム :「難病・網膜色素変性症の網膜を「埋込み型」薬剤徐放デバイスにより長期に保護も参照)

「多細胞システム」の研究による再生医療推進を図っている理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター(CDB)では1月11日に、『網膜再生医療研究開発プロジェクト』の万代道子副プロジェクトリーダーらの研究チームが、「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」由来の網膜組織を移植することによって、網膜変性末期のマウスの視機能が回復して、光に対して反応するようになったことを確認したと発表した。

同研究成果は、1月10日付けで米科学雑誌「Stem Cell Reports」(電子版)に掲載されている。

続きはこちら

難病・網膜色素変性症の網膜を「埋込み型」薬剤徐放デバイスにより長期に保護

2017.01.30

近年、緑内障の点眼治療薬『ウノプロストン』に視細胞を直接的に保護する効果があることで、網膜の錐体(すいたい)細胞の変性抑制効果がある可能性が考えられ、難病の『網膜色素変性症』の治療への応用が求められていた

一方で、点眼治療薬による治療では、1日に複数回の点眼を行う患者自らが治療への理解と積極的な意思を持つことに依存していることや、点眼のみで有効な濃度の薬剤を網膜へ到達させるのは困難という課題があった。

東北大学の2016年12月13日の発表によると、阿部俊明氏(大学院医学系研究科細胞治療分野教授)などの研究グループが網膜色素変性症動物モデルのウサギに対する「埋込み型」ウノプロストン徐放デバイスによる網膜保護効果を突き止めたという。

同研究成果は、2016年12月1日付けの「Investigative Ophthalmology & Visual Science」(電子版)にも掲載されている。

続きはこちら

ストレッチケアで「目」もアンチエイジング

2017.01.12

「老眼」は年齢を重ねるごとに進行し、パソコンやスマートフォンの使い過ぎで「ドライアイ」にもなりやすい。そのため、つい目を酷使するという機会が多い人はそのケアにも注意を払っていきたい。

従来では「老眼」というと『40代頃』から気になり始めるというものだったが、実は『20代』ではすでに進行が始まっているようだ。この老眼の進行を遅らせたり、目の使い過ぎを防ぐためにも効果的なのが「目」のストレッチになる。

仕事の休憩時間にも気分転換として行うと気持ちよく行え、老眼の進行抑制という『アンチエイジング効果』も期待できる。

続きはこちら

JSTが眼鏡タイプのウェアラブル脳波計システムを開発

2016.12.26

新・産業革命とも言われるIoT(Internet of Things)やロボットなどの活用により様々なサービスが生まれている。

科学技術振興機構(JST)(本部︰埼玉県川口市、濵口道成理事長)では、「視覚評価用脳波計システム」の設計開発を行ったことを9月29日付けのプレスリリースで発表している。

これは内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導している「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の研究開発プログラムの一環。生理学研究所(NIPS)(愛知県岡崎市、井本敬二所長)、東海光学株式会社(愛知県岡崎市、古澤宏和社長)、株式会社ミユキ技研(東京都文京区、上原健司社長)が共同で行ったものだという。

10月4日~7日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2016(シーテック ジャパン 2016)」では東海光学ブース内で同システムプロトタイプ(試作機)が展示された。

続きはこちら