レーシック手術の後遺症、ドライアイなどの眼精疲労

最終更新日:2018年6月20日

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視能訓練士コラム

レーシック手術の後遺症、ドライアイなどの眼精疲労

2014.12.25

レーシック手術の後遺症を巡り、患者が病院側を東京地裁に集団提訴した。訴えを起こしたレーシック手術を受けた患者12人は、手術後にドライアイなどの眼精疲労とみられる症状を訴えている。
患者らは後遺症によって、「仕事を辞めるなど日常生活に支障が出た」、「事前に医師から後遺症について十分な説明が無かった」などとして、慰謝料や治療費などあわせておよそ8000万円の賠償を求めた。
視力を回復させるレーシック手術について、重大な危害が発生したケースがあるとして、消費者庁は、2013年12月、「安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けるよう」呼びかけていた。

レーシック手術の内容

レーシック手術は時間にして15分程だ。角膜の表面を薄く切って、めくり、そこにレーザーをあてて角膜を削る。そして、ふたをするように元に戻す。
すると、角膜の部分がメガネのレンズのような役割をして、光の屈折が変わり、よく見えるようになる仕組みだ。
レーシック手術は、保険の対象にはなっておらず、費用はおよそ10~30万円、年間、国内で約10万人が受けているとされる。
最近ではレーシックを受けられるかどうかの判断は、視能訓練士が適応検査を行い、目の状態と手術に関する説明をした上で、医師が検査内容を踏まえ、患者の生活スタイルや要望に応じた手術を行う眼科クリニックも増えてきている。

レーシック手術の後遺症

手術のリスクとして、手術前に目指していたような見え方にはならないことがあり、個人差もある。手術によって角膜を削る量が大きい場合、角膜の屈折が乱れて、光がにじんだり、ギラギラしたり見えづらくなることがある。
また、手術で視力が1.0になったとはいえ、目が悪くなる前の1.0と同じ見え方に戻るのかというと、必ずしもそうではなく、手術後もぼやけており、視力検査の「1.0」という数字には表れない見えづらさを感じるケースもある。
その他に、1ヶ月以上痛みが続いたり、半年以上ドライアイが続くという症状がある。消費者庁の調査では、症状の軽い人も含めて40%余りの人が「不具合があった」と答えた。

ドライアイと眼精疲労

後遺症の一つである「ドライアイ」は、目が「ドライ」(=乾く)というものだ。
目の角膜には神経があり、この神経が目の表面が乾いていることを感じて、私たちは無意識のうちに瞬きをする。
しかし、レーシック手術では角膜の表面を薄く切るため、神経が切れ、乾いていることを感じづらくなってしまう。そのため瞬きの回数が減り、ドライアイになってしまう。
時間が経つと多くの場合、よくなるといわれているが、ドライアイが6か月以上続くようだと、眼精疲労につながる。
眼が疲れる、ぼやける、眼が痛いといった状態が改善されないまま長期的に続くのだ。

レーシック手術のガイドラインと問題点

日本眼科学会では、レーシック手術についてガイドラインを設け、
○「年齢18歳以上」
○「矯正の度合いを一定以内にとどめる」
○「手術を行うのは講習を受けた専門医であること」
など、手術の対象や方法を示している。
しかし、そのガイドラインに反した手術が行われているのが現状で、非常に強い近視の人に対して、ガイドラインの上限を超える強い矯正を行うケースがある。
そうした手術を受けた人の中には、目がすぐ疲れる、動くものが見づらくテレビが見られない、目の痛み、体調不良で仕事をやめなければならないといった眼精疲労の症状が顕著にみられるケースがでている。
レーシック手術をめぐっては、以前からトラブルが指摘されていて、芸能人が手術を受けたという体験談を載せたものや、「症例数世界一」といった誤認を与える恐れのある広告などが問題になっていた。

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