治療用コンタクトレンズの開発進む

最終更新日:2018年2月25日

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視能訓練士コラム

治療用コンタクトレンズの開発進む

2015.03.04

パソコンやスマートフォンの普及もあって、目の乾燥した「ドライアイ」時や目がかゆい時の解消などに「目薬」を使う人が増えているかもしれない。
そんな目薬よりもコンタクトレンズを装着して効率的に目をケアする方法が今後広がっていく可能性がある。
コンタクトレンズの表面にポピドンを含んだ「ナノカプセル」を仕込んで、目に装着して薬をつけるという新しい治療法が開発されている。
英国デモンフォート大学らの研究グループが、今年1月13日付けのJournal of Drug Targeting(電子版)で報告した。

目薬成分の「ポピドン」

開発されているコンタクトレンズでは、水にすぐに溶ける性質を持つポリビニルピロリドン(ポピドン、PVP)を含んだナノカプセルを作製し、レンズの両面にコーティングした。 ポピドンは水溶性高分子であり、目の乾燥を防ぐとして目薬の成分にも使われている。

ナノカプセルの活用

「ナノカプセル」を活用した今回の開発では、コーティング時にポピドンがレンズ両面に均等に吹き付けられるようにEHDA(電気流体力学的噴射)法が用いられた。 層状のレンズの両面の塗装面積やナノカプセルの配置、ポピドンの溶けやすさの調整などをコントロールしながらレンズ装着による治療の効果を高めるために、最適な方法を確立させることを目標に開発が続けられる。
目薬は点眼する際に目からこぼれてしまったり無駄が出てしまう反面、レンズを装着することでそのような心配がなくなる。
今後、治療用コンタクトレンズがさらに注目されるかもしれない。

コンタクトレンズの利用に注意

日本コンタクトレンズ協会は今月3日までに、通常のコンタクトレンズの使用者で、1日使い捨て用の再使用に関して、「よくある」が8.4%と「時々ある」が6.8%、1日使い捨て用を「3日以上続けて使った経験のある人」が15.2%に上るとの調査結果を発表した。
また、カラーコンタクトレンズ使用者の再使用は「よくある」、「時々ある」がいずれも24.4%で、「3日以上続けて使った経験のある人」は通常レンズの3倍超の48.8%に上っていた。
日本コンタクトレンズ協会では、雑菌による感染症になる恐れもあり、コンタクトレンズの使用期間は守るよう喚起している。
また、厚生労働省の通知や日本コンタクトレンズ協会の自主基準では、レンズ購入時には眼科受診を勧めているが、購入時の眼科受診状況を聞いた設問では、「毎回受診している」のは通常レンズで77.0%、カラコンレンズは14.3%にとどまった。

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