眼病予防や早期発見をスマートフォンで。眼底・網膜の検査に活用

最終更新日:2018年11月15日

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視能訓練士コラム

眼病予防や早期発見をスマートフォンで。眼底・網膜の検査に活用

2015.01.22

白内障、緑内障などの眼疾患に関する検査は、視力検査などと並び視能訓練士の行う主な検査業務の一つだが、この検査には、これまで精密な検査機器の操作が不可欠だった。 今回、Peek Vision社がロンドンの医療大学などの専門機関と協力して開発した「Peek Retina」は、スマートフォン専用のカメラアダプターとアプリを組み合わせることによりスマートフォンでの眼底・網膜の撮影が行える。
撮影された画像データをその場で眼科や専門機関の医者に送信すれば、どこにいても目の状態を診断できるため、医療の分野を中心に大きな注目が集まっている。

眼底写真の撮影

通常、眼底検査では、検眼鏡に光を当て、じかに見るが、「Peek Retina」 は従来の検眼鏡よりも一度に映せる範囲が広く、取り付けたスマートフォンには、写真としても記録できる。 画像を送信でき、診断や指示も受けられるなど利用もしやすい。手軽にいち早く眼疾患に気付くことができる。

満足な医療を受けられていない地域を巡回するヘルスケアワーカーは、手持ちのスマートフォン端末にこのアダプターをつけて撮影することで、早期の病気発見につなげている。 すでに、ケニアでは、この「Peek Retina」を試験運用し、ヘルスケアワーカーが1週間に1000人の眼底写真を撮影した。実際に眼疾患が発見され、治療につながったケースもあった。

「Peek Retina」開発チームによると、世界には約3900万人の盲人がおり、その80%はきちんとした医療を受けられていれば失明を防げたはずだという。 そうした実態を改善したいという思いからこのキットが開発された。必要なときに身近で満足な医療を受けられない“眼の医療難民”を減らしていくことが目的だ。

白内障や緑内障などの眼疾患

深刻な目の病気のなかで、失明につながる「中途失明疾患」といわれるのは、白内障や緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症などが挙げられる。 白内障は60代の80%以上が抱えているなどいずれも高齢者に多い眼の病気といえる。
また、「強度近視」(度数がマイナス8D(ディオプター)を超えた近視)も失明につながる恐れがある。これらの眼疾患は、テレビやパソコンなどによる眼の使い過ぎにも原因があるため、日ごろからの適度な眼病予防や早期発見が大切だ。

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