子どもの抱える「おねしょ」の悩みを解放、世界おねしょ(夜尿症)デー

最終更新日:2020年2月26日

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看護師コラム

子どもの抱える「おねしょ」の悩みを解放、世界おねしょ(夜尿症)デー

2016.06.13

昨年10月17日に「世界おねしょ(夜尿症)デー」が世界で初めて制定された。「おねしょ(夜尿症)」で悩む子どもと保護者のために医療関係者ら協力して、その悩みを一日も早く解放させようとするものだ。さらに今年からは毎年5月24日がその「世界おねしょ(夜尿症)デー」となっており、疾患啓発などのイベントが世界中で行われることになった。

子どもの「夜尿症」は自尊心が傷つき、精神的に不安定に

「夜尿症」は5歳を過ぎても起こる睡眠中のコントロールできない尿もれ(夜尿)で、7歳児の約10~20人に1人は頻繁に夜尿をすることが分かっており、10代や成人しても続くこともある。いわゆる「おねしょ」は、5歳児未満の乳幼児期の夜尿のことを指しており、5~6歳以降で月に数回以上の夜尿があれば夜尿症と呼ばれる。

近年の研究によって夜尿症は心理的な要因で起こるものではないということが分かっているが、一方で夜尿が続くと、子どもの自尊心が深く傷つき、精神面に不安定になったりと重篤な悪影響を及ぼす可能性もある疾患であると考えられるようになっている。

おねしょ(夜尿症)の3つのタイプ

名古屋市立大病院睡眠医療センター長の中山明峰氏によると、夜尿症は大きく分けて3つの原因とタイプがあるという。

①睡眠時に尿を濃縮する機能が低下し、薄い尿を作るため過剰な尿量になるタイプ
②伸縮調整が上手く機能しないなどで膀胱(ぼうこう)自体の大きさが不十分で、漏れてしまうタイプ
③睡眠中にまったく目が覚めないなどの睡眠の質の低下で尿意を感じることが難しいタイプ

同センターには、例えばキャンプやお泊まり旅行の前になって心配になった保護者が焦って、子どもを連れて相談に来ることもあるという。しかし、一般的に小学生未満であれば、おねしょを疾患として心配する必要はないようだ。

また夜尿は治療が可能で、抗利尿ホルモンなどの薬物投与や、おねしょをするとブザーが鳴る装置などを使った治療が行われる。中には、小児の睡眠時の呼吸障害である睡眠時無呼吸症候群(SAS)を夜尿症と合併している場合でSASの治療のみで夜尿症も治ったケースもあったという。

夜尿症の悩みを解放すれば、行動も活発に

夜尿症から解放されることで子どもには自信がつく。それでけで学校や社会的な活動においても前向きとなって、イキイキとした生活を送れるようにもなるようだ。そのため、お子さんが夜尿症に悩んでいる場合は、規則正しい生活習慣を身に付けさせて様子を見ながら、小児科や泌尿器科などの相談や治療が可能な医療機関を頼ってみるのも良いかもしれない。

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