公開日:2019.03.11
最終更新日:2021.10.06
米ペンシルベニア州立大学がん研究所の研究グループによって、米国でがんと診断された患者は、そうでない人に比べて自殺リスクが4倍以上に高まる可能性があることが明らかになった。
同研究成果は、詳細は「Nature Communications」1月14日付け(電子版)に掲載された。
公開日:2019.03.05
最終更新日:2021.10.06
米オハイオ州立大学の研究グループの研究によって、洋式トイレで小さな「トイレ用足置き台」を使用した参加者の多くが、力まずに排便できるようになり、便秘を解消するのに効果的であることが明らかになった。
同研究の詳細は、「Journal of Clinical Gastroenterology(2018年10月22日付け)」(電子版)に掲載された。
公開日:2019.02.27
最終更新日:2021.10.06
国立がん研究センターは1月17日、厚生労働科学研究費補助金「都道府県がん登録の全国集計データと診療情報等の併用・突合によるがん統計整備及び活用促進の研究」研究班によって、「地域がん登録」データを活用して、新たにがんと診断された罹患数・率として算出した数値(2015年集計値)を公表した。
尚、毎年作成している冊子については、2018年度末を目処に編集・公表予定としている。
公開日:2019.02.21
最終更新日:2021.10.06
京都大学は1月15日、川村孝氏(同大環境安全保健機構健康科学センター教授)、松崎慶一氏(同助教)らの研究グループによって、サンスターグループ社員向け健康増進施設で提供された「宿泊型健康指導プログラムの有効性」を科学的に明らかにした※と発表した。
※サンスター財団からの受託研究によるもの
健康指導プログラムは、座学と体験学習を組み合わせて自らの健康に関する気づき・体感を促すことで「行動変容のステージを進める」、また、同じ境遇の参加者が2泊3日の各種プログラムを一緒に受講し、互いに健康における目標を宣言することで「グループダイナミクスを生む」の2点を特徴とするもの。
同成果は「Preventive Medicine Reports Volume 13, March 2019」に掲載されている。
公開日:2019.02.15
最終更新日:2021.10.06
慶應義塾大学は1月15日、金井隆典氏(同大医学部内科学(消化器)教室教授)、中本伸宏氏(専任講師)、佐藤俊朗氏(坂口光洋記念講座(オルガノイド医学教授)らの研究グループによって、「原発性硬化性胆管炎」の病態に関わる3種類の『腸内細菌』が発見されたことを発表した。
同研究成果は、国際学術雑誌「Nature Microbiology」(電子版)に掲載されている。
公開日:2019.02.07
最終更新日:2021.10.06
基礎生物学研究所は11月30日、野田昌晴氏(同研究所教授(総合研究大学院大学教授、東京工業大学教授(併任)))らの研究グループが行ったマウスを用いた研究によって、「食塩の過剰摂取」で体液中のナトリウム濃度が上昇すると、『Nax(脳内のNa+濃度センサー)』が感知し、交感神経の活性化を介して血圧上昇が起こるメカニズムが初めて示されたことを発表した。
同研究成果は、米科学雑誌「Neuron」(電子版)で公開されている。
公開日:2019.01.30
最終更新日:2021.10.06
国立循環器病研究センターは11月28日、豊田一則氏(国循副院長)、古賀政利氏(国循脳血管内科部長)、山本晴子氏(国循臨床試験推進センター長)らの研究チームと海外研究者は共同で、急性期脳出血症例に対する降圧療法の効果を検証する臨床試験に基づくサブ解析研究の結果を発表した。
※「Antihypertensive Treatment of Acute Cerebral Hemorrhage (ATACH)-2試験」
同研究成果は、米国神経学会機関誌「Annals of Neurology」(電子版)に掲載されている。
公開日:2019.01.22
最終更新日:2021.10.06
東京大学医学部附属病院は11月19日、門脇孝氏(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・生活習慣病予防講座特任教授)、窪田直人氏(同大医学部附属病院病態栄養治療部部長)、窪田哲也氏(理化学研究所生命医科学研究センター粘膜システム研究チーム上級研究員)らの研究グループによって、肥満による『慢性炎症』の新たな発症メカニズムを解明したことを発表した。
同研究成果は、「Nature Communications」にて発表されている。
公開日:2019.01.16
最終更新日:2021.10.06
東京都健康長寿医療センターは11月21日、大澤郁朗氏(同センター研究所研究副部長)、池谷真澄氏(同研究員)らの研究グループが、東洋大学生命科学部、日本医科大学と共同で行った研究によって、『高濃度水素水の継続的な飲用』で血管の老化を予防するという知見を得たことを発表した。
同研究成果は、「Scientific Reports」に掲載されている。
公開日:2019.01.04
最終更新日:2021.10.06
国立がん研究センター社会と健康研究センターは10月16日、多目的コホート研究(JPHC研究)の結果から、果物・野菜摂取と膵がん罹患の関連について検討した結果、 果物摂取量が多い人では膵がんの罹患リスクが低下する可能性があることが判明したとの報告を発表した。
同研究成果は、「International Journal of Cancer」(電子版)で公開された。
公開日:2018.12.25
最終更新日:2021.10.06
国立がん研究センターは10月15日、井上真奈美氏(国がん社会と健康研究センター部長)、山岸良匡氏(筑波大学医学医療系准教授)らの研究グループによって、「魚をほとんど食べない人」では、大動脈疾患(大動脈解離・大動脈瘤)による死亡が増加することを世界初で明らかにしたと発表した。
同研究成果は、「Clinical Nutrition(電子版)」に公開されている。
公開日:2018.12.18
最終更新日:2021.10.06
京都大学は11月16日、成宮周氏(同大大学院医学研究科創薬医学講座特任教授(京都大学名誉教授))、タムケオ・ディーン氏(特定准教授)、住友明子氏(特定研究員(現:トロント大学薬物依存・精神衛生センター博士研究員))らの研究グループによって、ヒト表皮細胞における、「フィラグリン(皮膚バリア機能・保湿機能を担う)」の発現を誘導する内因性物質として、『リゾホスファチジン酸(LPA)』を同定したことを発表した。
同研究成果は、「Journal of Investigative Dermatology」に掲載されている。
公開日:2018.12.11
最終更新日:2021.10.06
東北大学は11月13日、相田潤氏(同大大学院歯学研究科国際歯科保健学分野准教授)らの研究グループによって、仮設住宅入居者を対象とした健康についてのアンケート調査(宮城県が2012年に実施)のデータを分析し、『健康状態と社会参加の関連』を明らかにしたと発表した。
同研究成果は、疫学の国際科学雑誌「Journal of Epidemiology」(電子版)に掲載されている。
公開日:2018.12.05
最終更新日:2021.10.06
東北大学は10月10日、門間陽樹氏(同大大学院医学系研究科講師)と永富良一氏(同大学院医工学研究教授(兼・大学院医学系研究科))、東京ガス株式会社および医薬基盤・健康・栄養研究所の共同研究によって、厚生労働省が定めた『全身持久力』の基準を達成すると、その後の高血圧発症リスクが低下することを明らかにしたと発表した。
同研究成果は、「Journal of Hypertension」(電子版)に掲載されている。
公開日:2018.11.28
最終更新日:2021.10.06
株式会社アドバンスト・メディアは10月4日、HITO病院(社会医療法人石川記念会)と共同で開発した医療向けのAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice(R) iNote(アミボイス アイノート)」を販売開始したことを発表した。
公開日:2018.11.20
最終更新日:2021.10.06
国立循環器病研究センター(国循)は9月19日、日本循環器学会と共同で行っている『循環器疾患診療実態調査(JROAD)』の結果から、「心不全」による入院患者数が毎年1万人ずつ増加していることを公表した。
同研究成果は、「Circulation」に掲載されている。
公開日:2018.11.07
最終更新日:2021.10.06
北海道大学は9月19日、榎木亮介氏(同大電子科学研究所准教授)らの研究グループによって、30分~4時間周期の体内時計である「ウルトラディアンリズム」を生み出す脳領域を特定したことを発表した。
同研究成果は、「米国科学アカデミー紀要」(電子速報版)で公開されている。
公開日:2018.10.30
最終更新日:2021.10.06
筑波大学は8月29日、吉本尚氏(同大学医学医療系准教授)、川井田恭子氏(同大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻博士課程学生)らの研究グループによって、大学生を対象とした飲食店における『飲み放題』に関する横断的調査の結果、男子学生の4割、女子学生の3割が一時的多量飲酒となり、学生が『飲み放題』利用時に通常より2倍近いアルコールを摂取している可能性があることを発表した。
同研究成果は、「The Tohoku Journal of Experimental Medicine」(電子版)で公開された。
公開日:2018.10.22
最終更新日:2021.10.06
京都大学は8月28日、神戸大朋氏(同大大学院生命科学研究科准教授)、武田貴成氏(同博士後期課程学生)、駒井三千夫氏(東北大学教授)、川村龍吉氏(山梨大学教授)らの研究グループによって、『亜鉛』の不足が、「細胞外ATP(アデノシン三リン酸)の蓄積」や、「アデノシン(ATPの分解産物)の減少」を引き起こすことを世界初で明らかにしたことを発表した。
同研究成果は、英科学誌「Communications Biology」(電子版)に掲載された。
公開日:2018.10.10
最終更新日:2021.10.06
「ワンオペ(ワンオペレーション)」とは、飲食店などのサービス業において、人手不足の店舗運営を一人でまわしている状態を指すものだ。深夜営業の時間帯に、バイトスタッフが一人で勤務することが常態化していた勤務体制がブラック企業問題にもなった。
この言葉から派生した「ワンオペ育児」は、国内での『孤独な育児』が近年の社会問題となっていることを如実に表している。
育児中の女性が孤独感を持つことは、母親自身の抑うつ・健康状態の低下につながることに加えて、子どもの健康状態の低下・虐待などへの影響の恐れもあるとされている。
京都大学は8月24日、萬代真理恵氏(同大大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野専門職学位課程学生(現・京都大学医学研究科附属ゲノム医学センター教務補佐員))、中山健夫氏(同教授)、高橋由光氏(同准教授)、家曽美里氏(同博士課程学生)らの研究グループによって、育児中の母親の孤独感には、「SNSでのつながり」や「社会的つながり(家族、友人)」、「経済的状況」、「対人関係のパターン」、「気分不安障害の可能性の有無」が関連していることが判明したことを発表した。
同研究成果は、「BMC Women’s Health」(電子版)に掲載されている。