臨床検査技師コラム

最終更新日:2018年8月17日

Select Language >>

0120-978-003
月~土 9時~18時 / 夜間・日・祝は受付のみ
臨床検査技師コラム

光照射NMR技術でタンパク質の光中間体構造を解明

2018.08.14

横浜国立大学は7月4日、内藤晶氏(同大名誉教授)、川村出氏(同大准教授)、上田一義氏(同大教授)、槇野義輝種類(同大博士)、須藤雄気氏(岡山大学教授)、和田昭盛氏(神戸薬科大学教授)、沖津貴志氏(同講師)、加茂直樹氏(北海道大学名誉教授)らの研究グループによって、『光照射型-固体核磁気共鳴分光(NMR)装置』を用いて、「フォボロドプシン(ロドプシンタンパク質のひとつ)」が光吸収後に生成する複数の「レチナール(光中間体)」の構造を解明したことを発表した。

同研究成果は「Biophysical Journal」に掲載されている。

続きはこちら

がん細胞を『糖鎖クラスター』で識別

2018.08.09

理化学研究所は7月4日、田中克典氏(理研開拓研究本部田中生体機能合成化学研究室主任研究員)、浦野清香氏(テクニカルスタッフII、レギーナ・シブガトウリナ国際プログラム・アソシエイト)、小椋章弘氏(特別研究員、研究当時)らの国際共同研究グループによって、2種類の糖鎖を含む不均一な『糖鎖クラスター』を用いて、様々ながん細胞を見分けることに成功し、このような糖鎖のパターンを使って生体内のがん細胞の「顔」を高度に識別できることを実証したことを発表した。

同研究成果は、英科学雑誌「Chemical Communications」に掲載された。

続きはこちら

DNAをヒストンからほどく『ミスマッチ修復機構』

2018.07.27

九州大学は6月21日、高橋達郎氏(同大大学院理学研究院准教授)、照井利輝氏(同研究員、元日本学術振興会特別研究員DC1)、升方久夫誌(大阪大学大学院理学研究科教授(現:名誉教授/招へい研究員))、小布施力史氏(同教授)、長尾恒治氏(准教授)、中川拓郎氏(准教授)、田中誠司氏(高知工科大学環境理工学群教授)らの研究グループによって、DNAの複製の間違いを防ぐ『ミスマッチ修復機構』がDNAをヒストンからほどくことを発見したと発表した。

同研究成果は、米科学専門誌「Genes&Development」(電子版)に掲載されている。

続きはこちら

ALSの原因タンパク質の異常凝集体を除去する治療抗体を開発

2018.07.18

京都大学は、漆谷真氏(研滋賀医科大学内科学講座神経内科教授)、玉木良高氏(特別研究学生、現病院助教)らの研究グループと、高橋良輔氏(京大大学院医学研究科神経内科教授)、古川良明氏(慶應義塾大学理工学部准教授)との共同研究によって、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因タンパク質『TDP-43』の異常凝集体を除去する治療抗体を開発することに成功したと発表した。

同研究成果は、英科学誌「Scientific Reports」(電子版)に公開された。

続きはこちら

遺伝性の重度発達障害の原因となる遺伝子を発見

2018.07.10

新潟大学は6月5日、小松雅明氏(同大大学院医歯学総合研究科分子遺伝学分野教授)、石村亮輔氏(同助教)らの研究グループ、キング・ファイサル専門病院研究センター、ケンブリッジ大学の共同研究によって、細胞内タンパク質修飾機構である『UFM1システム』の機能低下が原因となって、小頭症・精神運動発達遅延などを伴う遺伝性の発達障害を引き起こすことを突き止めたことを発表した。

同研究成果は「Brain」に掲載されている。

続きはこちら

『血液前駆細胞』を迅速・簡便・安全に大量生産する方法を開発

2018.06.26

「免疫細胞」は、骨髄中のわずかな『血液前駆細胞』から作られる。

そこで、この『血液前駆細胞』を体外へと取り出し、安定して大量に増やすことが容易になれば、あらゆる有用な「免疫細胞]を自在につくることが可能になると言える。

これは、新たな免疫細胞療法の資源として、感染防御・がん治療などに有用であることが考えられる。

東京医科歯科大学は5月7日、烏山一氏(同大大学院医歯学総合研究科免疫アレルギー学分野教授)と河野洋平氏(同助教)、谷本幸助氏(難治疾患研究所ゲノム解析室助教)、独マックスプランク研究所(MPIIB)、独リウマチ研究センター(DRFZ)の研究グループによって、『血液前駆細胞』を迅速・簡便・安全な方法によって、大量生産する方法を開発したことを発表した。

同研究成果は、国際科学誌「Blood」(電子版)で発表された。

続きはこちら

関節リウマチに特異的な新規バイオマーカーを発見

2018.06.04

節リウマチ(RA)は、国内における患者数が70万人以上に上るとも言われている。しかし、その病因については、未だ不明な点が多い「自己免疫性炎症性」の疾患である。

このRA患者では、シトルリン化タンパクに対する免疫応答が存在すると考えられており、血清中の『抗シトルリン化タンパク抗体(ACPA)』の有無を検査することは診断の大きな一助となるとされていた。

筑波大学は4月13日、松本功氏(同大学医学医療系准教授)、住田孝之氏(同教授)らの研究グループによって、関節リウマチ(RA)患者における特異的な新規バイオマーカーとして、「シトルリン化inter-α-trypsin inhibitor heavy chain 4(cit-ITIH4)タンパク」を発見したと発表した。

同研究成果は、「Arthritis Research & Therapy」でオンライン公開されている。

続きはこちら

脂肪細胞が分泌する「SDF-1」、インスリン誘導性の糖取り込みを低下

2018.05.31

血糖値を下げる重要なホルモンとして知られるインスリン。

しかし、「飢餓状態」と「肥満状態」のヒトの身体では、インスリンが作用しにくくなることが明らかになっている。

これは、副腎皮質ホルモンや炎症性サイトカインなどといった脂肪細胞由来ではない外来性の因子が増加し、脂肪細胞に作用することで、脂肪細胞の『インスリン感受性』が低下することによるものだ。

大阪大学は4月9日、福原淳範氏(同大大学院医学系研究科寄附講座准教授(肥満脂肪病態学))らの研究グループによって、脂肪細胞が分泌する「SDF-1(Stromal derived factor-1)」が脂肪細胞のインスリンの効果を抑制し、インスリン誘導性の糖取り込みを低下させることを発見したと発表した。

同研究成果は、米科学誌「Diabetes」に公開された。

続きはこちら

「B型肝炎ワクチン」の効果に影響を与える新規遺伝要因を同定

2018.05.23

現在、世界180か国以上で、『B型肝炎ウイルス(HBV)』に対応するため、「B型肝炎ワクチン(HBワクチン)」の接種が行われている。

『HBV』には複数の遺伝子型(Genotype)が存在しているが、日本国内では、「Genotype C(HBV/C)」が最も多い

そのため日本国内では、日本国内で開発された「HBV/C」に対応するHBワクチンである「ビームゲン」が使用されてきた。

しかし、この「ビームゲン」の接種者のうち、およそ10%は、その中和抗体(HBs抗体)を獲得できないという問題を抱えている一方で、その原因も発見できていないという課題があった。

東京大学は4月5日、西田奈央氏(国立国際医療研究センター研究所ゲノム医科学プロジェクト上級研究員兼同大学大学院医学系研究科人類遺伝学分野客員研究員)らの研究グループによって、「HBワクチン」を接種した後の反応が異なる3群でゲノムワイド関連解析(GWAS)およびHLA関連解析を実施した結果、HBワクチン効果に影響を与える新規遺伝要因を同定したと発表した。

同研究成果は、「Hepatology」(電子版)にて公開されている。

続きはこちら

『がん関連遺伝子パネル検査システム』による検査が、先進医療として承認

2018.05.16

近年、がん治療では、がんの確定診断を行うほか、がんがどのような薬剤に効果があるのか(薬剤予測)や、がんの再発を防ぐための再発モニタリングなどが行われる。

これらの多くの検査では、遺伝子やタンパク質が活用されている。その中でも、「がんクリニカルシーケンス検査」が注目されている



この「がんクリニカルシーケンス検査」は、がんの診断・治療、抗がん薬の選定に役立つ有用な情報を抽出することを目的とした検査で、がん組織の多数の遺伝子を一度に測定し、その患者のがん固有の遺伝子変化を分析するものだ。

国立がん研究センターとシスメックス株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区、家次恒会長兼社長)は4月3日、共同で開発を進めてきたがん関連遺伝子パネル検査システムを活用して行う「個別化医療に向けたマルチプレックス遺伝子パネル検査」が、4月1日に先進医療として承認され、4月9日より開始すると発表した。

続きはこちら