スマホが顕微鏡に、カメラ機能で細菌撮影

最終更新日:2018年7月21日

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臨床工学技士コラム

スマホが顕微鏡に、カメラ機能で細菌撮影

2018.06.22

細菌や微生物を見るための『顕微鏡』。

水製造装置販売を手掛けるアクアシステム株式会社(本社:群馬県前橋同市、狩野清史社長)は、スマートフォンのカメラ機能を使うことによって、素人でも簡単に操作できる顕微鏡の画面になるバクテリア・セルフチェッカー『mil-kin(見る菌)』を開発した

スマートフォンへ特別なアプリを導入する必要はなく、カメラ機能を立ち上げ、ミルキンの台の上に置くだけで顕微鏡に早変わりし、扱いやすいと好評だ。

複数人で見ることができる顕微鏡、ガラスのプレパラートも不要

一般の顕微鏡だと、レンズをのぞき込むが、ミルキンはスマホの画面に映し出されるため、一度に複数人で見ることが可能だ。ピント合わせはスマホの「オートフォーカス機能」を使うだけで、操作も簡単だ。

試料はめん棒などで採取したり、細菌などを含んだ液体をスポイトで吸い取ったりして、発光ダイオード(LED)の光が照射するレンズの上に置くと、1000倍の倍率で映し出される。

試料は1マイクロメートル以上のものであれば、拡大して見られ、ガラスのプレパラートもいらないので、食品の製造現場に持ち込め、写真や動画を撮って記録・保存もできる

(寸法は高さ約15センチ、幅約18センチ、奥行き約11センチ。重さ約450グラム、電源は単三電池2本)。

工場の衛生管理の向上や食中毒の予防措置にも

工場での衛生管理や、製品・原料の細菌検査などでは、働いている人も細菌そのものを見ないと、どのような状態なのかなかなか実感がわかないものだ。

しかし、ミルキンで調べると細菌が目に見えるので、従業員にとっても衛生度を高めなければという意識に変わり、食中毒の予防措置を講じる行動に移りやすいと期待される。

約1300社に納入、アジア近隣諸国への輸出も視野に

同社は、食品会社などが殺菌や衛生管理に使う「電解水」の製造装置を販売・施工する会社。顧客への営業ツールとしてミルキンを開発し、昨年6月から発売を始めた。

ミルキンは食品会社や工場の他、歯科などの医療関係からも引き合いが多く、これまで約1300社に納入したという。

昨年度、県主催の「グッドデザインぐんま商品」最高賞の大賞にも輝いた製品だ。

同社では、今後はアジア近隣諸国への輸出も視野に年間1万台の出荷を目指すとしている。

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