「iPhoneアプリ」の治験支援システム、NEC製音声認識ソリューション

最終更新日:2018年6月19日

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臨床工学技士コラム

「iPhoneアプリ」の治験支援システム、NEC製音声認識ソリューション

2018.05.21

シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、中村和男社長)は4月2日、「iPhoneアプリ」による治験支援システムに、日本電気株式会社(NEC)の音声認識ソリューションを導入したと発表した。

同音声認識ソリューションは、NEC社の最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つである音声認識技術を活用したもの。

治験データにおける大量のデータ入力と再確認

医薬品の開発では、臨床試験が不可欠だが、被験者の身長・体重、服用薬剤、検査値などの大量のデータを入力する業務が必要になる。治験施設支援機関(SMO)では、このようなデータをパソコンで手入力しているが、「データの打ち間違い」や「データの入力漏れ」などの可能性があった。

こうした業務上のミスの防止のために、複数の治験コーディネーター(CRC)や治験監督者が入力データの再確認を行うものの、これらは、非効率・煩雑な業務となっているため、効率化が課題となっていた。

音声認識技術を活用した音声支援システムを共同開発

シミックは、2018年3月から、音声認識技術を活用し、SMOが音声によって治験データ入力や業務進捗管理を行う実証実験を開始。現在、SMOではCRC50名が同システムを使用している。

さらに2018年4月から、日本全国の全CRCで同システムを導入し、業務効率化・質の向上に関する検証を行う予定だという。

今回、シミックとNECが音声支援システムを共同開発し、音声ガイダンスが必要な情報名を挙げることで、ある項目の入力が済むまで、次の項目に移動できない仕様にしたことで、データの入力ミス・データ漏れが起きにくい工夫を施した。

また、入力したデータが通常の数値から明らかに逸脱している場合、音声によって警告する事で、データ入力の間違いを減らすことも可能になったとしていう。

治験の効率化・質の向上

今後、両社では、AI解析を活用することにより、入力データから治験の効率化や、質の向上なども図っていく考え。また、両社の入力データ解析とCRCのノウハウを組み合わせることで、「副作用が起こりやすい」、「薬剤の飲み忘れが起きやすい」などのパターン検知を行うことができるようになり、患者や医療者に注意喚起できるような仕組みも開発する予定としている。

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