「便検体」と「尿検体」を1台で、腎疾患・大腸がんを早期発見

最終更新日:2018年8月15日

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臨床工学技士コラム

「便検体」と「尿検体」を1台で、腎疾患・大腸がんを早期発見

2017.05.23

医療メーカーのアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、島田浩社長)と医療用検査システムの開発・販売を手掛けるアークレイ株式会社(本社:京都府京都市中央区、松田猛社長)は、4月25日、医療機関向けの「全自動便尿分析装置AA01」と便潜血検査試薬、尿定量検査試薬の共同販売を4月27日から開始すると発表した。

「全自動便尿分析装置 AA01」は、1台で「尿定量検査」と「便潜血検査」の迅速測定に対応し、 腎疾患・大腸がんの早期発見の実現を目指すという。

アルフレッサ ファーマ社では今年2月22日から同装置と便潜血試薬を先行販売していた。今回アークレイ社が尿定量検査試薬を発売すると同時に、共同販売開始の準備が整ったことで、改めて発表されている。

慢性腎臓病の尿定量検査、大腸がんの便潜血検査

生活習慣病の1つである「慢性腎臓病(CKD)」の指標とされる「尿中アルブミン/クレアチニン比」、「尿中蛋白/クレアチニン」の測定には尿定量検査の実施が推奨されている。また、「大腸がん」のスクリーニング検査では、免疫学的反応を用いた便潜血検査が有用とされる。

一方で、医療機関での尿定量検査・便潜血検査では、大型の分析装置による測定、外注検査がほとんどで、検査の時間・手間や設置場所、コストなどの運用面での課題が多く、院内での迅速な検査が可能な装置を小型化する開発が重要だった。

A2サイズに小型化された装置で最大6つの検査項目を測定

「全自動便尿分析装置 AA01」では、アークレイ社の尿定量試薬「マスターテストシリーズ」と、アルフレッサ ファーマ社の便潜血試薬「ネスコートシリーズ」によって最大6項目を測定できる小型化された自動分析装置だ。

検査項目は、尿中の4項目(「総蛋白」・「グルコース」・「クレアチニン」・「アルブミン」)、糞便中の2項目(「ヘモグロビン」・「トランスフェリン」)(同時測定は最大5項目)で、処理能力は、最大90テスト/時間(サイクルタイム40秒)。装置本体がA2サイズ程度と、スペースを取らずに設置可能。一般検査室内での尿定量検査、便潜血検査が1台で行なえることで検査業務の効率化を図る。

尿分注装置、尿定性検査システムとも連携

同装置は血液生化学検査用の汎用自動分析装置であるため、尿定量検査では尿測定におけるコンタミネーションに対するリスクも防止する。

また、アークレイ社の尿検査製品オーションシリーズの尿分注装置「オーションディスペンサー UD-9440」、尿定性検査装置「オーションマックス AX-4060」との接続が可能な「オーションマルチ AA01」としても発売する。

これにより尿検体の分注、尿定性・尿定量検査を一連の工程で行える。医師への検査データの提供時間を短縮し、また検査データ管理システム「メックネット ミニラボ」と連携して、医療機関の尿検査の運用にあわせたデータ管理も行う。

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