手術室にいる臨床工学技士と患者のかかわり

最終更新日:2018年4月25日

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臨床工学技士コラム

手術室にいる臨床工学技士と患者のかかわり

2016.09.16

臨床工学技士は手術室の中で八面六臂の活躍を見せる。だが、その姿が患者や患者家族に見られることはない。
なぜなら臨床工学技士の役割は患者の生命維持にまつわる多様な業務であり、その力が必要な時、多くは患者の意識はない。無菌状態に保った手術室では患者家族の目もなかなか届かないだろう。
医療に携わる一職業人として、その苦労がねぎらわれ、感謝される機会が最も少ない領域とも言われている。だが、医療機器が多様に進化するとともに臨床工学技士の役割は重要性を増しているのだ。臨床工学技士が患者の命を握っていると言ってもいい。

臨床工学技士のやる気、モチベーションを維持する方法

たとえ直接感謝の言葉を伝えられる機会がなくても、「報われない」と思うべきではない。それはすべての臨床工学技士が理解しているはずだ。だが、理性と心は容易に乖離する。
時には業務がむなしくなる日もあるだろう。
そんな時にこそ、初心に帰って「なぜ自分が臨床工学技士への道を選んだのか」考えてほしい。
医学の道を志し、その中であえて臨床工学技士という職種を選んだのはなぜなのか。
直接治療を施す医師でも看護師でも薬剤師でもなく。どうして臨床工学技士を選んだのか。
「家族が長年人工透析で臨床工学技士の方にお世話になったのがきっかけ」
「今の医療に欠かせない職種だと思ったから」
「命を守る役に立ちたいから」
また、自分自身が遺伝性の糖尿病などを患い、臨床工学技士と接したことをきっかけにしている人物もいる。臨床工学技士を目指した理由はまさに人それぞれ。だが、いずれにしろ「役に立ちたい」「医療を支える礎になりたい」という意図は共通しているように思う。
ほかにも、新しい医療機器の研究開発を目的とする臨床工学技士もいる。医療機器開発には理系大学の専門課程があるが、その修了者単独で実用性の高い機器を開発することは難しい。実際には臨床現場にいる臨床工学技士が必ず開発チームに所属しているものなのだ。

臨床工学技士と患者、患者家族のかかわり方

多くの場合、手術室の臨床工学技士は患者とのかかわりを持たない。それによってモチベーションが下がるようならば、勤務する病院を変えてみるのもいいだろう。
例えば透析専門クリニックなどだ。
人工透析には時間がかかる。その間患者とのコミュニケーションを図ることもできるというわけである。
もちろんクリニックに限らず、総合病院の人工透析部門なども同様。臨床工学技士の必要性は高まっており、また、広く世の中に認識されるようにもなった。働き方そのものを変えてみる。それもまたひとつの方法なのだ。
また、先述のように臨床工学技士として研究の道に進むと言う選択肢も良いのではないか。
チームを組んで研究に当たれば、チームメンバーとの意見交換や、研究が進展する過程で自らの存在意義を再確認できるだろう。
医師も看護師も、そして臨床工学技士もまた苦悩が付き物だ。行き詰まりを感じた時には踏み出す一歩の方向を考え直すことも必要なのかもしれない。

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