人工透析機のウェアラブル化に成功

最終更新日:2018年10月24日

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臨床工学技士コラム

人工透析機のウェアラブル化に成功

2014.10.20

腎臓の機能を補うためには「人工透析」という治療を行う。臨床工学技士は人工透析に触れる機会は多いのではないだろうか。
この人工透析のウェアラブル化が成功、近い将来には実用化されるだろう。
人工透析の常識が変わり、臨床工学技士の業務にも影響を与えるので、覚えておきたいニュースである。

従来の人工透析

血中の老廃物を取り出し、尿として排出すること。これが腎臓の持つ機能の1つなのだが、この機能が低下すると、人工透析を行わなければならない。
人工透析は大型の機器で行う治療なのだが週に2~3回行わなければならないこと、1回に付き3~4時間かかることがネックで、臨床工学技士にとって悩みの種の1つ。
機器が大きいため、持ち運びに適さず、治療中は動けないのだ。
つまり、人工透析は患者の活動時間を規制して成り立つ治療ということである。

人工透析のウェアラブル化

患者や医療現場、臨床工学技士の悩みを解決するために開発されたのが「ウェアラブル人工腎臓」と呼ばれるもの。
ウェアラブルとは直接身に付けて使う機器やコンピューターを指す。
このウェアラブル人工腎臓はベルトを用いて装着するもの。
従来の人工透析機よりも非常にコンパクトであることが特徴だ。
そして、従来の場合、特定の時間内で透析を行うのだが、ウェアラブル人工腎臓はバッテリーで駆動し、常時透析を行うもの。
外部電源、外部の水の配管接続を排除することで、ウェアラブルを実現した
のだ。

ウェアラブル化の課題

たしかに人工透析をウェアラブル化することで、人工透析をしながら自由に活動することが可能なため、患者の時間を解放することが出来るようになる。
ただし、そのためにはベルトに人工透析器を装着させなければならない。
小型化されたといっても数kgの重さを纏わなければならないので、患者に負担を与えてしまうのだ。
この点に関しては、更なる改良が求められる。

もちろん、今後の開発で重量の問題をクリアしていかなければならないとしても、人工透析による拘束からの解放は革新的だ。
臨床試験の結果次第では、すぐにでも実用化が期待される。

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