人材ニーズに対応、各地で「臨床工学科」新設

最終更新日:2018年12月18日

Select Language >>

0120-978-003
月~土 9時~18時 / 夜間・日・祝は受付のみ
臨床工学技士コラム

人材ニーズに対応、各地で「臨床工学科」新設

2015.09.15

未来の先進医療を担うのに欠かせない最先端医療機器に精通したスペシャリスト。
そんな将来の臨床現場を支え、高度な専門知識と技術を身につけた臨床工学技士を育成するのが大学や専門学校に設置されている「臨床工学科」だ。
東北文化学園大(仙台市青葉区)では来春(2016年度~)に、東北の大学で初の「臨床工学科」を開設する。

医療現場ニーズの高度化・複雑化に対応

同大では近年、高度化・複雑化している医療現場でのニーズに対応出来るよう臨床工学技士としての役割が拡大していることを背景に、同キャンパス内にある東北文化学園専門学校に開設している臨床工学科(3年制)は今年の入学生を最後に募集を止め、来年度からは新設する同大の臨床工学科において、工学の知識に長けた臨床工学技士を養成する。(1学年定員40人を予定)
学科開設を3年制の専門学校から4年制大学へ移行することで、医学と工学の両方の知識をしっかりと習得できるように、教育においても高度化を図る考えだ。

沖縄でも県内初の養成学科設置

救急救命士や整体師・スポーツインストラクターなどを目指す専門学生が通うSOLA沖縄保健医療工学院(宜野湾市)でも、今春から「臨床工学科」を設置した。 沖縄県内では初となる
今年度は臨床工学技士を目指す1期生44人が通っており、3年後の国家試験合格に向けて学んでいる。
これまで県内に臨床工学技士の養成施設がなく、県内在勤の臨床工学技士は約250人と慢性的に不足しており、現時点でも100人ほど足りていない。
慢性的な人手不足を抱える病院側も実習受け入れなどで協力態勢を取っていく。
同校では今回の県内での学科設置により、経済的理由のために県外で学べなかったり、県内に就職しないことによる人材流出などの課題をクリアにして、小規模離島・へき地のクリニックや在宅において人工透析や呼吸器を担う人材を増やし、透析が必要な観光客への対応なども行っていきたいという。

ICUのある病院では24時間常駐が制度化

沖縄県だけでなく、国内で勤務している臨床工学技士は現在1万人弱と他の医療職種と比較してまだまだ少ない。
しかし、臨床工学技士は人工透析や人工心肺などの生命維持管理装置の操作や点検をはじめとして、高度化する医療機器を安全に扱うことが求められ、医療機器メーカーでの最先端の開発にも携わる役割などを担っている。
そのニーズに対応するように人材養成の動きが活発化している。
一方で過去には、臨床工学技師が病院内ですぐに対応に当たれなかったことで生命維持管理装置である血液浄化装置での緊急事故などが発生している。
そのため、厚労省で生体監視装置や人工呼吸器のトラブル対応なども含めて臨床工学技士の24時間勤務体制の制度化について議論されてきたが、2014年度からはICU(集中治療室)のある病院において、臨床工学技士の24時間の院内常駐が制度化されている。

■メドフィットが納得の転職を実現します!
⇒臨床工学技士の求人一覧

関連コラム