福島県安全評価センター起工

最終更新日:2018年12月18日

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臨床工学技士コラム

福島県安全評価センター起工

2015.05.25

生命維持管理装置の操作や保守を使命とする臨床工学技士にとって、医療機器の機能や品質、そしてその保証は大きな問題だ。
医療機器がいつでも使えるように、正しく稼働するように保守・点検を怠らなかったとしても、機器そのものに不備があれば患者の命は守れない。
福島県でこのほど起工式が行われた「県医療機器開発・安全評価センター」について紹介しよう。
福島県にとっては復興の光であり、県内で活躍する医師、臨床工学技士を初めとした命に関わる人々にとっては、これからどれだけ多くの命を助けられるかを左右する重要な機関となるだろう。

福島県「県医療機器開発・安全評価センター」について

名称の通り、医療機器の開発から事業化までを一体的に支援する機関である。
整備工事安全祈願祭及び起工式は2015年4月27日に行われ、内堀雅雄知事、高木陽介経済産業副大臣、浜田昌良復興副大臣らが出席した。
「県医療機器開発・安全評価センター」は県復興計画「医療関連産業集積プロジェクト」に基づいて整備が計画されており、その安全基準は海外の規制にも対応する予定だ。
また、センターの機能として各医療機器メーカーと県内の業者のマッチング、医師、臨床工学技士などの人材育成や研究開発の助成なども盛り込まれていて、こうした医療機器開発のあらゆる段階をカバーする国内初の施設となる。
建設地として設定された郡山市の旧県農業試験場跡地は、311の後多くの被災者が一時的に生活した避難所としても活用された土地だ。
避難所から全国的に随一の医療開発施設へと存在を一変させることで、同地域に新たにスポットライトが当たるようになるのではないだろうか。

福島県復興計画の一環として

同センターの計画は、平成23年12月に策定された福島県復興計画内の医療関連産業集積プロジェクトとして非常に重要な位置にある。
全国的に医療機器の市場は拡大しており、県復興のためには医師不足や医師偏在の現状打破と共に産業としても推進していかなければならない。
国際的にみれば日本の医療機器製造は赤字傾向にあり、輸入に頼らない医療を確立するだけの技術力を付ける必要性が、今こそ求められている時代なのだ。
センター建設の理念は3つの柱に貫かれている。
・福島県の産業復興
・国内医療機器関連産業の振興
・医療機器操作技術の向上と医療機器の改良促進

国産の医療機器そのものの機能向上と共に、それを操作する技術力を確固たるものに育成しようというのが、このセンターの大きな役割なのだ。 完成は来年秋を目途にしている。
いずれ多くの医療従事者、臨床工学技士がこの施設を利用し、技術向上に励むようになるだろう。

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