臨床工学技士コラム

最終更新日:2018年4月25日

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臨床工学技士コラム

ロボットスーツ『HAL』で歩行困難な子どもを支援

2018.04.18

筑波大発のベンチャー企業であるサイバーダイン株式会社(本社:茨城県つくば市、山海嘉之社長)と米保険会社の日本法人であるAIGジャパン・ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、ロバート・ノディン社長)は、神奈川県在住・在学者を対象に、サイバーダイン社が開発したロボットスーツ「HAL」(ハル)を使って歩行困難な子どもを支援する事業を開始した

同社では、「障害で夢を諦めず、子どもたちの将来の夢や可能性が広がる」ことにつながれば良いと期待を込めており、成果次第では、支援対象を全国に広げることも検討する。

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背骨固定の「新ネジ」を開発、薬事承認取得

2018.04.09

福島県立医科大学は2月28日、白土修氏(福島県立医科大学会津医療センター整形外科・脊椎外科学講座教授)が考案した『腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)』などの背骨の病気の治療に使う脊椎固定スクリュー(背骨固定用のネジ)を、医療器具製造を手掛けるユナイテッド・バイオメック・ジャパン(本社:神奈川県横浜市、織部一弥社長)と産学連携で共同開発し、国内で製造販売するための薬事承認を受けたと発表した。

同大が薬事承認を受けるのは2例目。手術時間短縮や患者負担軽減を図る医大発の製品として、国内の治療の現場で広く使用してもらいたいという。

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難病の脊髄性筋萎縮症(SMA)の動作解析システム、岐阜大

2018.02.20

岐阜大学は1月17日、加藤善一郎氏(同大学院連合創薬医療情報研究教授)と松丸直樹氏(同研究科博士課程)の研究グループが、全身の筋力が低下する難病「脊髄性筋萎縮症(SMA)」の患者の動作を、「モーションキャプチャ」を活用し、3次元で解析する方法を新たに開発したことを発表した。

今回のシステムは世界初で、1月22日に論文が日本小児神経学会の英文誌に掲載されている。

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インスリン治療に活用する「人工膵臓デバイス」を開発

2018.01.26

近年、糖尿病患者に対する「インスリン治療」では、インスリンポンプの普及が顕著になっている。

これは、携帯電話や携帯音楽プレイヤーほどの大きさである携帯型小型機器(インスリンポンプ)を用いて、24時間を通じて持続的に不足するインスリンを皮下に注入する治療法だ。

しかし、このインスリンポンプによる治療においては、「患者に及ぼす身体的・心理的負担」や「機械特有の補正・メンテナンスの必要性」、「医療経済上の問題」など改善すべき多くの課題が残っている。

そこで、機械や電気駆動を必要としない(エレクトロニクスフリー)、「人工膵臓」(自律型のインスリンポンプ)の創出が求められていた。この「人工膵臓」の創出は、従来、タンパク質(グルコースオキシダーゼやレクチンなど)を基材として試みがなされてきたが、タンパク質変性に伴う不安定性・毒性は不可避であり、生体由来材料の限界からも未だ実用化には至っていなかった。

東京医科歯科大学は11月21日、松元亮氏(同大生体材料工学研究所バイオエレクトロニクス分野准教授)と宮原裕二氏(同教授)、菅波孝祥氏(名古屋大学教授)と田中都氏(同助教)らの研究グループが、世界初のエレクトロニクスフリーかつタンパク質フリーなアプローチによって人工膵臓デバイスを開発し、糖尿病モデルマウスでの医学的機能実証に成功したことを発表した。

今回の研究は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「大学発新産業創出プログラム」および研究成果展開事業「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」ならびに国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M)」などの支援を受けて行われたもので、同研究成果は、11月22日付けの国際科学誌「Science Advances」(電子版)に掲載された。

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脳・心磁場計測用の「TMR素子生体磁気センサ」を開発

2018.01.17

非侵襲的な機能検査として広く用いられている脳波・心電図などの「生体電圧計測」。脳内の活動を知るためには、このような電気測定による「脳波計測」を行うのが一般的だ。

一方、脳内の活動によって発生する磁場を測定する「脳磁場計測装置(脳磁計)」では、空間的精度の飛躍的な改善では、脳疾患部位の特定が容易になり、また、脳信号源を精度良く推定することで、脳機能の解明にも大きく貢献する。

東北大学は11月24日、安藤康夫氏(同大大学院工学研究科応用物理学専攻教授)の研究グループ、中里信和氏(同大大学院医学系研究科教授)の研究グループおよびコニカミノルタ株式会社が共同で、室温で簡便に動作する、高感度かつ高分解能の「トンネル磁気抵抗(TMR)素子生体磁気センサ」を開発し、脳磁図の検出(α波)に成功したと発表した。

同研究成果は、11月27日に、日本磁気学会第5回岩崎コンファレンス「社会基盤の向上につながる磁気センサとその活用」において基調講演として発表された。

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活性酸素除去機能付きの「タンパク質マイクロマシン」を開発

2017.12.22

近年、血管や臓器の中で働くナノマシンやマイクロマシンなどを活用して、病気の診断、病変部への薬の投与、有害物質の除去などを行う新たな治療法が注目されている。

このような体内で働くナノ・マイクロマシンは、体に無害・安全性の高い素材で作られ、治療における役割を終えた後は、体内で自然に分解されてなくなるのが理想的とされる。

産業技術総合研究所は11月17日、山添泰宗氏(同研究所バイオメディカル研究部門次世代メディカルデバイス研究グループ主任研究員)らの研究グループが、3種類のタンパク質だけからなり、活性酸素を除去できる高機能なマイクロメートルスケールの構造体である『タンパク質マイクロマシン』を開発したと発表した。

同研究成果は、学術誌「Biomaterials」に掲載されている。

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「耳介後部ケーブル」による国内初の補助人工心臓装置

2017.12.14

大阪大学は10月30日、澤芳樹氏(同大大学院医学系研究科心臓血管外科教授)らの研究グループが、心臓移植・Destination Therapy治験(DT治験)の対象外である患者に対して、2017年3月に日本初となる「耳介後部ケーブル」を用いた新しい補助人工心臓の装着に成功し、無事自宅退院となることを発表した。

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お酒のアルコール度数を「におい」で判定

2017.11.10

物質・材料研究機構(NIMS:ニムス)は6月20日、柴弘太氏(NIMS国際ナノアーキテクトニクス研究拠点ナノメカニカルセンサグループ研究員)、吉川元起氏(同グループリーダー)、田村亮氏(同量子物性シミュレーショングループ研究員)、今村岳氏(NIMS若手国際研究センター研究員)らの研究グループが、「超高感度小型センサ素子(MSS)」、「機能性感応材料」、「機械学習」を組み合わせることによって、お酒のにおいからアルコール度数を高精度に推定するセンサーの開発に成功したことを発表した。

同研究成果は、6月16日付けの英国科学誌「Scientific Reports」に掲載されている。

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ペン型装置「MasSpec Pen」、わずか10秒でがんを検出

2017.10.27

手術中にがんが疑われる組織に当てるだけで、わずか10秒ほどでがんかどうかを特定できるペン型の装置「MasSpec Pen」。周囲の組織に浸潤しやすく、肉眼では正常組織との見分けがつきにくいがん(特に乳がん・膵がん、脳腫瘍など)でもこの装置を使用すれば、がん組織を残らず切除することができるというものだ。

開発した米テキサス大学の研究グループによると、同装置が将来的に実用化されると、手術中でがん組織の取り残しを回避でき、組織検体を病理検査室に送る必要もなくなるため手術時間を短縮できる可能性があるとしている。

同研究成果は、9月6日付けのトランスレーショナル医療に関する専門誌「Science Translational Medicine」に掲載されている。

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緩和ケア病棟での「機械浴」、入院患者の『状態不安指数』を低下

2017.10.19

緩和ケア病棟では、清潔のケアとして『機械浴』が行われている。歩行・座位を取ることが困難な患者に、特殊な浴槽を使用した『機械浴』で入浴の介助を行うことでお湯に浸かることができるものだ。臥床したまま入浴が可能で安楽であることから、患者からの希望も多いケアの1つだ。

京都府立医科大学は9月8日、藤本早和子氏(同大附属病院看護部総括看護師長)、岩脇陽子氏(大学院保健看護学研究科教授)、山中龍也氏(同教授)らの研究グループが、緩和ケア病棟の入院患者に対する機械浴について科学的検証を行った結果、生理学的に循環動態に大きな変動がなく、心理学的に不安低下・リラックスした状態になる影響を及ぼす安全・安楽な看護ケアであることが示唆された。

同研究成果は、8月30日付けの「Japanese Journal of Clinical Oncology」(電子版)に掲載されている。

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