虫歯はなくても、「非歯原性歯痛」による歯の痛み

最終更新日:2019年7月30日

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歯科コラム

虫歯はなくても、「非歯原性歯痛」による歯の痛み

2018.05.01

歯が痛いのに、歯科を受診しても、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)などは見つからない。

痛みは日によってや1日のなかの時間帯でも違い、さほど気にならない時もあれば、ずっと気になることも。

痛みを感じないと「あれ、何で痛みがないんだろう?」「痛みがないはずはない」と思って、痛みを探し続け、原因が不明の痛みのまま神経や歯を抜いても、痛みはおさまらず、より強くなっていく。 このようなケースは、近年注目され始めている「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」かもしれない。

「歯原性歯痛」と「非歯原性歯痛」

虫歯や歯の周囲・歯肉の炎症など、歯に原因がある痛みは「歯原性歯痛」と分類される。一方で、歯の原因がないにもかかわらず歯痛が感じられる状態が「非歯原性歯痛」だ。

日本では2000年前後から取り上げられるようになった「非歯原性歯痛」だが、歯科医の間でも、最近になって注目されるようになった。

歯科医らによる日本口腔顔面痛学会(東京都千代田区、佐々木啓一理事長)では、2012年に『非歯原性歯痛診療ガイドライン』を作製。「非歯原性歯痛」を抱えるのは、50~60代の女性が多いとされ、「歯に原因はないのか」を確認したうえで、触診などで痛みを探ることが診断の基本になる。

「咬筋のこりかたまり」が原因、ストレスや緊張が強い人

「非歯原性歯痛」の8割を占めるのが、筋肉・筋膜の痛みから来ているケースだ。中でも、下顎のエラ付近から頬骨のすぐ下辺りまでの「咬筋(こうきん)」と呼ばれる筋肉の痛み。

日常生活でストレスがあるなど緊張が強い人や、知らず知らずの間に歯を噛みしめることが多い人は、この「咬筋」がこりかたまってしまい、歯に痛みを感じるようになるという。

ほかに、帯状疱疹(ほうしん)などをきっかけにした神経の損傷・障害によって起きる「神経障害性疼痛(とうつう)」や、原因がはっきりしない「心因性疼痛」が痛みとなって歯に現れるケースもある。

「筋肉の緊張」を緩めるストレッチ

筋肉の痛みが原因となっているケースでは、「筋肉の緊張」を和らげるストレッチを行うことなどで改善を試みる。

例えば、咬筋のストレッチでは、口の中に指を3本(人さし指、中指、薬指)入れて、口を大きく開けるストレッチを行うなどが効果的だ。また、肩や首のストレッチを併用して、上半身の筋肉の緊張を和らげることも効果が上がるケースがある。

歯の痛みから歯科医を受診しても「悪いところはない」「原因不明」と言われたら、「非歯原性歯痛ではないか?」と尋ねてみるのも一つの手だ。

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