「転倒経験」 がある高齢者は自転車での転倒もしやすい

最終更新日:2019年2月23日

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介護職コラム

「転倒経験」 がある高齢者は自転車での転倒もしやすい

2019.01.28

東京都健康長寿医療センターは12月10日、藤原佳典氏(同センター研究所研究部長)らの研究グループによって、自転車を利用する高齢者で、過去に自転車利用時以外での転倒経験がある高齢者は、将来的な自転車利用時の転倒発生率が「5.6倍」高まることが分かったと発表した。

同研究成果は、国際雑誌「Journal of Epidemiology」(電子版)に掲載されている。

潜在的な「高齢者の自転車傷害事故」が多くある実態

同研究グループでは、これまでの調査から、日本の都市部高齢者の「6割」は『自転車を日常的に利用している』一方で、障害事故を起こし、通院が必要になるケガをした高齢者(自転車運転高齢者の約1割にのぼる)の「約7割」は、『警察への通報をしないまま』にしている実態を把握しており、高齢者の潜在的な自転車傷害事故が多くあることがわかっていた。

自転車利用時以外の「転倒経験」と「高BMI」は自転車でのリスクに

自転車利用時の転倒によって、このような傷害事故の一番の原因になっていると考えられるリスク要因は不明なままだった。

そこで同研究グループでは、板橋区で行った健康調査「お達者健診(代表:大渕修一研究部長、2013年と2016年に実施)」に参加した自転車利用者(395名)のデータを用いて、自転車転倒事故の特徴やリスク要因を検証した。

検証結果からは、自転車を利用する高齢者の「約5人に1人(16.4%」」は健診の間の3年に新たな転倒を引き起こしていたことが判明。

初回健診時に転倒経験のあった高齢者の「約3人に1人(65.4%)」は、2回目の健診時にも転倒経験があったとしていた。

さらに、新規転倒高齢者の3人に1人が、病院で手当てが必要となる重篤な怪我を負っていた。

また、自転車利用時の新規の転倒発生の関連リスクとして、「転倒経験(自転車利用時以外)」と「高BMI」が上がった

自転車での転倒は致傷率が高いため、注意が必要

高齢期の自転車利用は、「高齢者の外出」を促進するにあたり、効果的な移動手段である。しかし、その一方で、自転車での転倒事故は致傷率が高まる

同研究グループでは、自転車利用時かどうかを問わず、転倒の経験がある高齢者は注意が必要であるとしている。

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