歯周病が高血圧患者の血圧コントロールに悪影響

最終更新日:2019年6月16日

Select Language >>

0120-978-615
月~土 9時~18時 / 夜間・日・祝は受付のみ
介護職コラム

歯周病が高血圧患者の血圧コントロールに悪影響

2018.12.20

イタリア・ラクイラ大学の研究グループの新たな研究によって、歯周病がある高血圧患者では、血圧コントロールに悪影響を与える可能性があることが示唆された。

詳細は「Hypertension」(10月22日電子版)に掲載された。

25歳以上の人口の「約40%」は高血圧患者

未治療のまま放置していると、心筋梗塞や脳卒中、心不全、腎不全に至る高血圧。

そのため、適切な治療を行うことが肝要となる一方で、世界的に見ても、25歳以上の人口の「約40%」は高血圧患者だとされている

高血圧×歯周病で降圧目標の達成確率が「20%」低く

今回、同研究グループでは、2009~2014年の米国国民健康栄養調査(NHANES)データを用いて、医療記録と歯科治療の記録を後ろ向きに分析(30歳以上の高血圧患者3,600人以上)、歯周病が血圧コントロールに及ぼす影響について検討した。

歯周病の兆候としては、歯肉の赤みや腫れ、圧痛、歯みがきやフロスを使用した際に出血がみられるなどがある。

検討結果からは、降圧治療を受けている高血圧患者において、歯周病がある場合には、歯周病がない場合と比較して、収縮期血圧の平均値が「2.3~3.0mmHg」程度高いことが分かった。

また、歯周病があると降圧薬が効きにくく、歯周組織の健康状態が良好だった人と比較して、降圧目標を達成できる確率は「20%」低いことも判明した。

適切な口腔ケアは、減塩や定期的な運動、体重管理などと同程度に重要

今回の研究結果によって因果関係が裏付けられるものではないが、高血圧患者では口腔衛生に十分に配慮し、歯周病の徴候が見られたら積極的な歯科治療を行うことが必要になりそうだ。

また、口腔衛生は『健康全般』にとって重要であるとも言える。

同研究グループは、歯周病がある人には綿密な血圧モニタリングが必要であり、高血圧患者では定期的な歯科ケアが血圧コントロールに有益なことが示唆される検討結果だとしている。

また、高血圧患者における適切な口腔ケアを行うことは、血圧コントロールに有用な生活習慣への介入(減塩や定期的な運動、体重管理など)と同程度に重要であるとしている。

■メドフィットが納得の転職を実現します!
⇒介護職の求人一覧

関連コラム