北九州市が「介護ロボット」の普及を推進

最終更新日:2019年11月7日

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介護職コラム

北九州市が「介護ロボット」の普及を推進

2015.09.26

介護現場での深刻な人材不足の解決策とされている「介護ロボット」の活躍。
高齢者と会話が出来るコミュニケーションロボットや施設の見回りを行う見守りロボット、介護スタッフの腰痛の負担を減らすロボットスーツ(装着型ロボット)など、さまざまな介護ロボットの開発が進められている。
介護・福祉分野のロボットの開発、普及を進める北九州市では、今年7月に社会福祉法人年長者の里(八幡東区)の運営する「デイサービスセンター白銀」(小倉北区)に全国に先駆けて、コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」を導入した。

コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」

システム開発会社の「富士ソフト」(横浜市)が2012年6月に介護予防支援アプリ搭載した高齢者福祉施設向けモデルとしてパルロを発売。定価は約72万円(税込)。
ヒューノマイド型のロボットで、特定の顔や個人を認識したり、動いているものを検出(動体検知)することも出来る。
すでに、全国60か所以上の施設で導入されている。

体長40センチ、体重1.6キロの小柄なロボットで、インターネットに繋ぐとニュースや天気予報などの多彩な話題を振りまき、クイズを出したり、歌って踊ったり、落語までも披露する。 同デイサービスのレクリエーションの司会も行い、高齢者が笑顔を見せる
普段レクリエーションを嫌がっていた80代の認知症の女性もパルロの前では心を開くという。

ロボットのセラピー効果

人同士では身構えてしまうところを、ロボットの前ではまるでペットの相手をするように自然体で、素の自分が出せて素直になれる。
近年では、ロボットにそのようなセラピー(治癒)効果があると広く認識され始め、「ロボット・セラピー」とも呼ばれる。
このロボットのセラピー効果を目的にした動物型ロボットなども登場している。

アザラシ型のロボット「PARO」(パロ)は、アニマル・セラピーと同じ効果を得られ、高齢者にも楽しみや安らぎなど精神的な働きかけが期待され、施設での導入ケースもある。 2002年には「最もセラピー効果があるロボット」としてギネス認定された。

市で介護・生活支援ロボット活用の助成をスタート

政令市で最も高齢化率が高い北九州市では、今年1月から、市内の住民や介護施設などで介護・生活支援ロボット4種類を購入する際に補助金(上限20万円)を出す事業を開始し、6月にはロボット導入による介護現場の効率化などを盛り込んだ「スマートシティ創造特区」を内閣府に申請した。 同法人でも「利用者の満足度向上につながり、職員の手助けにもなる」と期待し、補助金20万円を活用して「PALRO(パルロ)」を導入した。
北九州市では市全体での普及に意欲的だ。 「福祉用具プラザ北九州」(小倉北区)ではロボット12種類を展示し、専門職の試用には無料貸出を行う。
要介護者をベッドと車椅子間を移乗させる「移乗アシスト装置」の実証実験も市内の特別養護老人ホームなど11施設で実施した。
装置の使い勝手や「介護は人の手で」という意識の根強さなど、介護用ロボットの受け入れがスムーズにいかない施設もある中で、ロボットを開発するメーカーからは「人を手伝う安全なロボット開発を目指したい」と意気込む声が上がっているようだ

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