メドフィットコラム

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メドフィットコラム

膝の軟骨損傷、「チューインガム状」の人口組織で修復

2018.01.19

幹細胞からつくったチューインガム状の人工組織。目盛りは1ミリ=大阪大提供

広島大学発のバイオベンチャー企業で、再生医療の普及を目指す株式会社ツーセル(本社:広島県広島市、辻 紘一郎社長)が、膝の軟骨を損傷した患者に、人の細胞からつくった人工組織(同種(他家)移植用の再生医療細胞)製品「gMSC®1」を移植する治療法の臨床試験(治験)を開始したことを発表した。

早ければ3~4年後にも再生医療製品として国に承認申請する。

同社では、これまでに今回の膝軟骨再生細胞治療製品「gMSC®1」(中外製薬株式会社とライセンス契約締結)のほか、MSC用無血清培地「STK®シリーズ(研究用)」(DSファーマバイオメディカル株式会社より発売)の開発を行ってきた。

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「バイオレットライト」、成人強度近視患者の近視の進行を抑制

2018.01.18

現在、世界的に見ても「近視人口」は増加の一方を辿っており、2050年には約50億人(強度近視は約10億人)になるという予測も報告されている。

近視の発症・進行する原因はいまだ不明な点が多いが、これまでに複数の疫学研究・動物実験から「屋外環境が近視進行を抑制する」ことが指摘されていた。

慶應義塾大学は11月22日、坪田一男氏(同大医学部眼科学教室教授)、根岸一乃氏(同教授)、栗原俊英氏(同特任准教授)、鳥居秀成氏(同助教)らの研究グループが、屋外環境に豊富にあるバイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性があることを発見したと発表した。

同研究成果は、2017年11月号の「Scientific Report」(電子ジャーナル版)に掲載された。

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脳・心磁場計測用の「TMR素子生体磁気センサ」を開発

2018.01.17

非侵襲的な機能検査として広く用いられている脳波・心電図などの「生体電圧計測」。脳内の活動を知るためには、このような電気測定による「脳波計測」を行うのが一般的だ。

一方、脳内の活動によって発生する磁場を測定する「脳磁場計測装置(脳磁計)」では、空間的精度の飛躍的な改善では、脳疾患部位の特定が容易になり、また、脳信号源を精度良く推定することで、脳機能の解明にも大きく貢献する。

東北大学は11月24日、安藤康夫氏(同大大学院工学研究科応用物理学専攻教授)の研究グループ、中里信和氏(同大大学院医学系研究科教授)の研究グループおよびコニカミノルタ株式会社が共同で、室温で簡便に動作する、高感度かつ高分解能の「トンネル磁気抵抗(TMR)素子生体磁気センサ」を開発し、脳磁図の検出(α波)に成功したと発表した。

同研究成果は、11月27日に、日本磁気学会第5回岩崎コンファレンス「社会基盤の向上につながる磁気センサとその活用」において基調講演として発表された。

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『青黛』の潰瘍性大腸炎に対する有効性を実証、慶応大など

2018.01.16

漢方薬の『青黛(せいたい)』は、リュウキュウアイ、アイ、ホソバタイセイなどの植物から抽出した粉末の生薬で、清熱涼血・解毒の効能があるとされている、

中国では、古くから青黛を含む生薬を「潰瘍性大腸炎」に対して用いるが、その有効性・安全性に関する十分な科学的検証は行われていない。

国内でも染料や健康食品などに配合されるケースがある一方で、潰瘍性大腸炎患者では、予期せずに「肺動脈性肺高血圧」を発症する可能性があることも分かっており、これまでに厚労省も注意喚起を行っていた。

慶應義塾大学は11月28日、金井隆典氏(同大学医学部内科学(消化器)教室教授)、長沼誠氏(同准教授)らを中心とした全国33施設の多施設共同研究グループが、『青黛』が活動性の潰瘍性大腸炎の治療に有効であることを科学的に実証したことを発表した。

同研究成果は、11月22日付けの米科学誌「Gastroenterology」(オンライン速報版)に掲載された。

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長時間のPC・スマフォ、「頚椎症」や「骨の老化」の原因に

2018.01.15

現在のワークスタイルでは、毎日のデスクワークでの長時間のPCでの作業が増えている

これが原因で首や肩の凝り、痛みなどの症状が出るビジネスパーソンも多いだろうが、症状が進行すると、「頸椎(けいつい)症」や「骨の老化現象」などにも繋がりかねない。

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iPS細胞でアルツハイマー型認知症の治療薬候補を発見

2018.01.12

再生医療として注目される「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」。このiPS細胞を活用して、薬の候補を探す「創薬」の将来性は期待されており、これまでにも、白血病の抗がん剤の筋萎縮性側索硬化症(ALS)への効果や免疫抑制剤の筋肉に骨ができる難病への効果などが確認され、患者が服用して効果などを確認する治験を進んでいる。

また、超高齢化社会に突入した国内において、認知症で最も多いてアルツハイマー病型認知症患者の細胞からiPS細胞を作製し、認知症治療薬としての創薬にiPS細胞を応用する新たな試みも進んでいる。

京都大iPS細胞研究所の近藤孝之氏(同研究所特定拠点助教)、井上治久氏(幹細胞医学教授)らの研究グループが、アルツハイマー病型認知症患者の細胞からiPS細胞を作製した実験で、アルツハイマー型認知症の患者の脳に蓄積し、発症の原因物質とされる特定のタンパク質「アミロイドβ(ベータ)」を、同時に使うことで、3割以上減らす既存の薬3種の組み合わせを発見したことを発表した。 

論文は11月21日付けの米科学誌「セル・リポーツ」(電子版)に掲載された。

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アミノ酸の一種『L-セリン』摂取が、体内時計の針合せを前進

2018.01.11

人の体に備わっている約24時間で刻まれる「体内時計」

この「体内時計」が、睡眠・覚醒状態、ホルモン分泌・血圧などの生理活動を地球上の昼夜リズムに合わせるように制御している。

一方で、現代社会では、不規則な生活・頻繁な時差ぼけ、夜間のパソコン・スマートフォンの光を見続けるなどの生活習慣が、体内時計を乱しやすく、この「体内時計の乱れ」によって、がん・糖尿病、高血圧、肥満などの生活習慣病リスクが高まることが分かっている。

九州大学は10月26日、安尾しのぶ氏(同大大学院農学研究院准教授)、樋口重和氏(芸術工学研究院教授)、株式会社ファンケルと共同研究から、アミノ酸の一種「L-セリン」の摂取によって、光による体内時計の「針合わせ」が強められることを明らかにしたことを発表した。

同研究成果は、「Journal of Nutrition」に掲載されている。

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『ラジカル歯周病治療機器』、医師主導治験で有効性を実証

2018.01.10

デンタルプラーク(歯垢)に含まれる歯周病原因菌によって引き起こされる歯周病は、病状が進行することで歯を支える骨が失われてしまう疾患だ。

さらに重度の歯周病になると、「歯周ポケット」が深くなることで治療が困難になってしまい、最終的には歯の喪失にも繋がる。

東北大学は10月25日、佐々木啓一氏(同大大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野教授)、菅野太郎氏(同研究科先端フリーラジカル制御学共同研究講座教授)ら研究グループが、医師主導治験によって、『ラジカル殺菌歯周病治療器』の臨床的有効性を実証したことを発表した。同研究成果は、9月25日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。

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「羊膜移植」に新たな眼病治療法としての期待

2018.01.09

目の結膜にできた腫瘍を除いて羊膜を移植する『羊膜移植』によって、拒絶反応を少なくしながら目を修復するという新たな治療法が注目されている。

「羊膜」は、母親のお腹の中で羊水に満たされた胎児を包んでいる半透明の薄い膜のことで、外部の衝撃から守り、母体からの拒絶反応を抑えるなどの役割を担うとされる。

この羊膜の移植によって、火傷を覆って皮膚を修復する治療や、手術後の臓器の癒着防止などに活用されており、治療が困難だった病気・傷の回復、炎症を鎮める効果などを見込んだ新しい治療法の開発も期待されている。

また、羊膜移植は、目の治療としても1995年頃から米国を先駆けとして広がった。日本国内では2003年に「高度先進医療」に認定されており、2014年には、治療が難しい目の病気を対象に保険適用もされた。(日本角膜学会によると、現在、約60の医療機関で羊膜移植が行われている。)

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「亜鉛」の毛や皮膚の形成への新たな役割を発見

2018.01.05

生命活動に必要な必須微量元素の 1 つである「亜鉛」は、皮膚・骨および筋肉など、生体内に比較的多く蓄積され、これらの組織形成を行う細胞で重要な役割を担うとされる。

「亜鉛」が食事や飲料などから摂取されると、「亜鉛トランスポーター」と呼ばれる亜鉛の輸送体を介して全身の細胞内に取り込まれ、様々な生理応答を制御することが分かっている。

一方で毛・皮膚の形作りに重要とされる毛包や表皮を形成する細胞での亜鉛の働きは十分に分かっていなかった。

徳島文理大学は10月24日、深田俊幸氏(同大薬学部教授(昭和大学歯学部兼任講師・理化学研究所客員研究員))、美島健二氏(昭和大学歯学部教授)ら共同研究グループが、生体内の亜鉛が皮膚の毛包と表皮の形成に重要であることを、マウスと培養細胞を用いた研究から明らかにしたと発表した。

同研究成果は、10月23日付けの「米国科学アカデミー紀要」(電子版)に掲載されている。

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