AIがケアプランサービス、来年4月から提供開始

最終更新日:2018年11月18日

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ケアマネージャーコラム

AIがケアプランサービス、来年4月から提供開始

2017.07.14

官民ファンドの産業革新機構と介護大手のセントケア・ホールディングでは4月14日、人工知能AIを活用して介護サービス計画ケアプランを提案するシステムを提供する新会社「シーディーアイ」を設立することを発表した。

出資総額は15億円。同機構が最大8億円を出資して筆頭株主になる他、介護事業を手掛ける日揮、ツクイなども資本参加する。サービス開始は、来年4月からの予定。

自立支援につながる合理的なケアの実現

今回の新サービスでは、データ・AI活用による最適なケアプラン提案の実現によって、人手不足が深刻化している介護現場におけるコスト減・省力化を図るとしている。また、自立支援によって要介護度を改善させ、自宅での自立した時間を過ごせる高齢者を増やすことを目指すものだ。

セントケア・ホールディング社では、これまでにケアプラン作成にAIを活用するため、国から助成を受けて実証研究を行っていた。そのような背景から、今回の新会社は同社からの「スピンオフ分離新設」によって誕生。

新会社では、Activity Recognition社米・シリコンバレーと事業提携することで、高精度のAI開発に取り組み、今後は実証研究を発展させて事業化していく役割を担う。

政府でも、成長戦略の一環として今回の新システム実用化に向けた取り組みを支援する方針で、2025年までに今回の新システムの確立を目指す。

利用者の心身の状態などを入力、プランを自動で提示

従来のケアプランは、ケアマネジャーらが要介護者の状態を判断して作成する。一方のAI活用では、要介護者に合ったケアプランを提示できるように、今後、資金を出した企業などと協力して既存の膨大な過去分のケアプランデータを学習させるとしている。

また、利用者の心身の状態をブラウザで入力すると、ケアプランの原案が自動で提示される仕組みなどを想定しているという。

その上で、ケアマネが原案を確認し、本人の希望など様々な要素を考慮して、最終的に最適なプランに仕上げていく流れだ。

AIにどのような「自立支援」の価値観を学習させることが出来るか

今後、新会社では、社会的課題の解決としても「自立支援」サービスを追求していく中で、「真の自立支援とは何か」をテーマにして有識者も交えて検討を行っていくという。従来の「要介護度」や「ADL改善」といった指標の他に、AIを活用して何を目指していくのか、自立という概念・自立支援の価値観を探る

新会社設立を受けて、日本介護支援専門員協会は6月25日の総会では様々な分野でAIの活用が想定されており、今後の重要な課題になるとの認識を示す一方、ケアマネジャーの仕事がなくなるのではという懸念の声もあり、どのようになるか精査するとしている。

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