脳内ホルモン「エンドルフィン」がもたらす多幸感

最終更新日:2018年4月20日

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ケアマネージャーコラム

脳内ホルモン「エンドルフィン」がもたらす多幸感

2016.12.28

過去の出来事を悔やんだり、将来を悲観することをせずに「今」を楽しむということは、生活の質を高く保ちながら元気に暮らしている高齢者に共通の特徴だという。

また病気の治療中などでも同様の傾向は見られ、「後悔」や「悲観」よりも「楽しみ」を見出す高齢者は、痛みを訴える頻度が低下して治療効果も高くなるという。

『病は気から』ということわざがあるが、このように高齢者の普段の生活の質から治療の効果にまで、気持ちの在り方が実際に影響していることが分かっている。

これには脳内ホルモンの1つで、多幸感をもたらす「エンドルフィン」もかかわっているようだ。

「痛み」の軽減につながる脳内ホルモン「エンドルフィン」

脳内ホルモンは「神経伝達物質」であり、その中でもエンドルフィンは別名では「脳内麻薬」とも呼ばれていて、高揚感・満足感を高めて、ストレスや痛みを緩和するとされる。これによる鎮痛効果はモルヒネの6倍以上という報告もある。

このエンドルフィンは心肺機能を高める運動時に多く放出されると考えられ、その代表的なのがランニングによる「ランナーズハイ」現象だ。

その他にも、「強い信念を抱く状態」・「褒められる」・「心がときめく」などや「笑っている」時にも、脳内ではエンドルフィンが作られる。

エンドルフィンのもたらす『多幸感』

またこのエンドルフィンは『多幸感』をもたらすとも言われる。『多幸感』は興奮や薬物による幸福感とされており、過剰になると突発性・精神的な依存症などにも関わるとされるため、肯定的には使われない言葉ではある。

しかし、最近の研究ではエンドルフィンから適度に得られる多幸感によって、生活を「楽しむ」ことに繋がる割合が高いと見られているのだ。また持病があってもそれでも自分は幸福だと感じやすくなるという。

また逆にエンドルフィン不足によって活力不足を招くことも分かっている。そのため、科学的に証明された研究報告はまだないようだが、エンドルフィンには「自立した健康的な生活」と関わりが強いと考えられるようになってきている。

入浴や食事、適度にエンドルフィンが出る生活習慣は重要

「ランニングハイ」をもたらすようなランニングを毎日行うのは大変だが、日常の生活の中で「楽しい」と感じられる行為はエンドルフィンの分泌を活性化するのでいくつか紹介したい。

まずは「入浴」だ。入浴はエンドルフィン放出を促進することが分かっている。毎日入浴する成人と週7回未満の成人の幸福度の高さを比較した研究では、毎日入浴するグループ(53.9%)は週7回未満のグループ(44%)よりも幸福度が高かった。

次に「食事」ではチョコレートや血糖値を上げやすい糖質の含まれる食品は、エンドルフィンが出る。しかし、もちろんそれに偏った食事になると糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の原因になるため、摂取バランスには心がけたい。

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